小雨の中、うどんを食べ歩きしている時に小腹空かしに(失礼)立ち寄ったのが
古義真言宗善通寺派の総本山善通寺だ。
真言宗は大きく分けて、古義真言宗と新義真言宗に分かれます。
新義真言宗は三派だけです…根来寺派・智山派・豊山派。
古儀真言宗(10数個存在)は、それ以外と考えればいいでしょう。
その中の一つである善通寺は、空海の出身地ということに価値があります。
恐らく地域の方の根強い信仰があるのではないでしょうか。

しかし、この日は多くの参拝者で賑わう程の活気はなかった。
お参りを済ませてから、本堂内にいた係りの方とお話をしたのですが、
埼玉から来た観光客である私に、強く戒壇巡りを勧められました。
私もチャレンジするつもりでいたのですが、その長さを訊いてビビりました。
長野の善光寺でさえ60m位でしょうか、一切の暗闇の中10~15分程掛かりました。
しかも周りには、女性や子供らのグループが声を出してくれていましたから
それほど怖いとは思いません。只、長いなあとは思いましたけど…
それなのに、ここの戒壇巡りは、私一人の参加者で長さが100m、時間は20~30分。
えっ、止めた!
即決です。
誰ひとり回りにいなくて、私一人が約100mの闇の中に取り残されれば、
私の中の悪魔と正義が登場するでしょう。
いくら同行二人といわれても、その恐怖に耐えられそうもありません。
12月に再訪して、チャレンジするかもしれません。
香川県を走る鉄道は予讃線や土讃線ですが、駅名に寺院・神社の名前が多いような。
思いつくだけですが、善通寺駅・観音寺駅・海岸寺駅・津島ノ宮駅・金蔵寺駅・琴平駅。
神社仏閣などの宗教施設を、篤く敬う県民性なのかもしれません。
訊けば、地震や台風(今は有りませんが、嘗ては水不足が)などの自然災害がない。
穏やかな土地柄に住む、勤勉な県民性が特徴なのでしょう。
幸せな県ですね。
では。