当初の研修会場は、大きな仕事が入ったため別件で会議室をお借りすることになった。
参加人数も若干影響を受けただろうが、この会社は年間約1300件程度の施行件数、
所有するホール数は8ホールと、ある程度規模が大きいのでやりくりが効くのだろう。
当日は、22名のスタッフと上層部3名ほどのご参加でした。
(フー、危なかったぜ死神講師)
司会講座にスタッフ22名は少し多い。(10~15名がベスト)
勿論やり方次第だが、今回のテーマは「司会者育成講座」だから、
司会者の育成には総合的な理屈だけでは終われなくて実演がある。
22名一人ひとりに何度もマイクを回したい、一方で大事な話もある。

午後は目一杯実演の時間に当てたが、要は、他者の実演を聴いて、
私がそれに対してどのようなコメントを発したかが大事である。
自分だと動揺して中々冷静に聞くことが出来ないが、
関係の無い傍目八目だとよく理解できる。
22名も居れば、21名は他者だから、それなりに感じたこともあるだろう。
そういう意味では、確かに人数が多くて自分に回ってくるまでに時間が掛かるが、
その待ち時間には、多くの学びがあったことを期待したい。
高知県は地理的に横に長い県だ。
人口72.3万人・死亡者数10.020人(2015年調べ)
そして人口の約4割5分に相当する33万2千5百人が高知市内に集中している。
市外の高齢化率は非常に高く、それは人口に対しての死亡率からわかるだろう。
(死亡率13.8…死亡者÷人口×1000)
若者の大半は、高知市内に集中するらしい。
そして火葬場の料金だが、5万円に手が届く所も出てきたと聞いた。(公営の火葬場)
税金の投入が難しいということであろう。

高知の葬儀は、原則、後火葬だ。
そして講や組の人達がお手伝いをするのは、今でも変わらないという。
中には、卍マークの鉢巻きで(魔除けの意味があるらしい)出棺を手伝う
六尺(りくしゃく)の風習がまだ残っている地域があると聞いた。
また、亡くなった人を病人として扱い養生見舞いをするというのは、
各地に共通するやり方の一種だ。
出棺の際、故人の羽織を3度振る「願(棺)ぶるい」や「願ほどき」の風習は、
高知だけの風習なのか、来月香川へ行ったら確認して来よう。
今回のように、上層部の方がオブザーバーとして参加してくれるのは大変有り難い。
音法を用いたアナウンスの基礎知識を知ってもらうだけで、
誤った指導になる恐れが無くなるからだ。
司会者育成講座、無事に終わりました。
お疲れ様でございました。
皆さん、頑張ってください。