週末。息子の少年野球の練習が終わり、迎えに行ったその足でスーパーで
買物を済ませました。その日は冷凍食品とお肉の買い溜めが目的。
帰宅するも、荷物が多くて家の鍵が開けられず、替わりに息子が鍵を
開けてくれました。そして何を思ったか、玄関ドアに付いているポストに
鍵を入れました。
早く開けて~と言う私に息子が神妙な面持ちで向き直りました。
まさか・・・と思ったらそのまさか。
鍵が開いていなかったのです。
鍵は玄関ポストの中。手が届くわけもない。
うそでしょ~?
すぐさま合鍵を持っている実家の母に連絡。
その間も泣きそうな顔で私を見ている息子。
実家までは車で1時間もあれば着く。
今から取りに行くね、と電話を切ったら、息子が、
「ママ、車の鍵開いてるの?」とぼそり。
ぎゃー!車の鍵も付いてるんだったー!
私はちょろっと買物に行く程度の軽装。息子はユニフォームのまま。
もう間もなく夜。凍えそうだ。
野球道具と今しがた買ってきた冷凍食品とお肉はやむを得ず玄関前に放置。
しかも買い物だけだったので必要最低限の小銭入れしかもっておらず
下手にタクシーも呼べない。
駅行きのバス停に向かうも、ド田舎&日曜日とあって30分も待った。
そうこうしている間に母はこちらに向かって電車に乗ったようだ。
駅で母と合流するまでの間は、相当反省している様子で
しょぼくれた息子と普段なかなかゆっくり覗けない本屋さんで時間潰し。
母に会った第一声は親子そろって「ありがとうございます」。
ようやく安心したのか息子にも笑顔が戻った。
面白おかしく、鍵をポストに入れてしまったことを
あんなに反省していたら何も言えなくなっちゃいました。
・・・とまあ、親子そろってドジなお話。
END