日本では、信号機のない横断歩道ではなかなか車は止まってくれない。
昨年の11月、イギリスの方が朝日新聞に投稿し指摘したことだが、
私もなるほど、絶対ではないが確かにその傾向はあると思う。
これは、先進国に於いては珍しい現象のようだ。
イギリスやオーストラリアでは必ず止まるし、
アメリカではスクールバスが停車したら双方向が停車する。
日本ではどうだろうか?
止まらないことが多い、ましてや朝は忙しいのか、なかなか止まってくれない。
しかし、日本人は世界の中でもとりわけ親切で礼儀正しいと思われているから、
今後、オリンピックに向けて外国人観光客が増加すると、事故に遭いやすくなる。

様々な意見が寄せられたが、そのいくつかを掲載します。(朝日新聞より)
●「横断歩道の手前で待ち、走ってくる車に目を合わせても止まってくれたことは全くありません。横断歩道を歩き出してからきた車はさすがに止まりますが、子連れではなかなか勇気が出ません。昔住んでいた海外のある国では車は必ず止まってくれて、止まらない車は暴言を吐かれていました」(東京都・30代女性)
●「幼児を連れて朝夕20分の道のりを歩きます。信号のない横断歩道では止まる車はありません。減速していない車が見えていても、あえて少し横断歩道に2、3歩踏み出して初めて止まる車がほとんどです」(神奈川県・40代女性)
●「渡ろうとしたらクラクションを長く鳴らされた」(茨城県・30代女性)
●「本当に同感です。学校前で、子供たちが道を渡るために立ち止まっていても、止まる車はほぼ無いです。タクシーや会社名の入った車でも」(奈良県・40代女性)
●「都会(東京)などでは、まず止まってもらえませんね。地方だと止まってもらえることもある。心の余裕がないのでしょうか」(神奈川県・60代男性)
●「全くこのご指摘の通りだと思います。日本国内でも地域差があると感じます。都市部の方が止まってくれるクルマが多いです」(栃木県・40代女性)
●「危険を感じるので、止まってくれるのを確認するまで渡りません。たまに、丁寧な運転でスピードを緩めて止まってくれる車と出会うと、とてもうれしく気持ちよくなります」(大阪府・50代女性)
●「信号の無い横断歩道を歩いていたら車がクラクションを鳴らしながら走ってきたので立ちはだかって停車させたら怒鳴られたので説教した」(千葉県・50代男性)
●「いつも思っていたことでした。横断歩道脇で立っていても、8割方の車は当たり前のように前を通り過ぎます。なので、手を上げて渡るようにします」(茨城県・40代女性)
●「片側一車線の道路の半分近くまで進んでも、車は中央線を越えてそのままのスピードでよけていきます。接触覚悟で横断歩道を突き進むしかないのでしょうか」(福島県・60代男性)
●「自分の車が横断歩道で止まって歩行者が歩いていたら対向車が目の前を通過していった」(埼玉県・40代男性)
●「まず止まってくれる車はありません。もう一つ気に入らないのが、横断歩道なのに歩行者が渡るときに何となく駆け足や早足になりがちです。何も悪いことはしていないんですが」(神奈川県・50代男性)
●「カナダの西海岸在住です。法律で決められていますので、運転手が不注意な時以外、車が止まらないことはありません。しかし歩行者も必ず車がスローダウン、停止したことを確かめてから横断歩道を歩き始めます」(海外・30代女性)
●「歩行者として……横断歩道で車が止まってくれないという経験はないです」(千葉県・70代男性)
●「歩行者がいるときはほとんどの車は止まると思います。逆に歩行者の立場になれば車は当然止まると油断せず注意して渡るのが当然だと思います」(神奈川県・70代女性)
●「運転手の目を見て、足早にお辞儀しながら渡れば、快く待ってくださる運転手さんの方が多いという実感です」(東京都・10代女性)
●「手を上げていれば車は止まります。ただ立っているのであれば、運転手はわからない。日本のドライバーはマナーが良い。歩行者の方が、ワガママだと思います」(東京都・60代男性)
●「実際止まってくれる人は必ずいる。逆に、車が待ってるのに歩いて渡る人が多くて、見てるこっちが申し訳ない気持ちになる。特に、スマホにイヤホンで、全く車に気づいてない人には、腹が立つ」(佐賀県・10代女性)
以上。
実に様々な意見がある。
ただ一つ言えることは、子供に教える時。
横断歩道では車が止まったのを見てから、渡りなさい。
信号機のある横断歩道でも、青のときにも停車しない車があるかもしれないから。
これが正しいが、少し寂しい。
私も大いに反省して、信号機のない横断歩道に人を発見したら、絶対停まろう。
では。