昨夜は皆既月食。
我が家からはくっきりと見えたが、雲がかかっていた地域も多いはず。
寒かったが見事な天体ショーだった。
さて、24億5000万年前。
地球の大気は酸素の少ない状態から、突然酸素の豊富な大気へと変化した。
これは「大酸化イベント」と呼ばれている。
しかし、結果は分かっているのだが、何が原因でそうなったかは不明のまま。
謎が多いのである。
しかも、地球では長年の地質活動で証拠は消えてしまっている。
地球の衛星だからこそ、月でしか判明しないこともあるのだ。

月は、地球の唯一の衛星である。
太陽系の衛星の中で5番目に大きい。
そして地球から見て太陽に次いで明るい。
近年、やたらとスーパームーンなどと騒がれている。
そもそも楕円軌道を描く月が、地球に最も接近する日に
満月または新月になったその現象をスーパームーンというのだ。
日本の月周回探査機「かぐら」が、地球から月にやってきた酸素を発見した。
この酸素が、もしかしたら地球の太古の大気に関する歴史的な記録を
提供してくれるかもしれないと科学者たちは大騒ぎをしているらしい。
月は基本的に、地球の岩屑のコレクションを蓄えている。
月の表面の凸凹クレーターは、
地球の石が隕石となって月面に堕ちた結果かもしれない。
現在騒がれている、月面発電システムの件もある。
月を粗末にしないで、大事な星として活用する時代が近づいている。