お葬式後の意見 (井手)

 

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葬儀のお布施「15万から」ってどういうこと?

この記事からの抜粋です。

 

本当は、お布施について書こうと思いましたが、

無慈悲な僧侶に怒ったって仕方がないですからここでは書きません。

記事は興味を引くものでしたから、気になる方は朝日デジタルを検索してください。

この記事の後半に、お客様からのお葬式についてのアンケートが掲載されていました。

 

以下。

 

●「先週夫の父を、3年前に実父を送りました。高齢になり、付き合いも少なくなり親戚の少ない実父のときは身内数人の見送りでした。どちらも慌ただしくわからないまま葬儀社の方のアドバイスで葬儀をしました。事前に考えておくことも必要だったかもしれませんが、カタログを見ながらあっという間に用意ができるのはありがたい半面、何か買い物をしているような不思議な気持ちも少ししました。それでも、残った人が心置きなく送ったと思えることが大切だと思うのでこの形も悪くないかなと思ったりもします」(愛知県・50代女性)

●「結婚式のように、葬式も時代に応じてもっと形式が多様になってもいいのかなと思う。故人やその家族の希望に応じたオーダーメイド形式の葬式が今後は増えてくるのではないか」(愛媛県・20代男性)

●「生花店経営者です。家族葬や直葬が増える中、故人の友人や昔なじみなどから『なぜ教えてくれなかった』とトラブルになることもあると聞きます。大掛かりな葬儀でなくても、伝えるべき方に配慮する必要はあると思います。過剰な飲食、香典返し、また寺院へのお布施など、金銭的な不安が本来行われるべき故人を悼む儀式を遠ざけています。生前の故人とのつながりから、そのことへの感謝、思い出と言った、人としての尊厳を大切にすることで、供養になるはずです。『お金がかかるのが怖い』『面倒なことは避けたい』。それは次世代への縁を断ち切ってしまうことになると思います」(群馬県・40代男性)

●「一昨年父を亡くして実感したが、葬儀やその後の法要などは、故人のためだけでなく残された者が少しずつ死を受け入れてその後を生きていくために必要な行事でもあった。母から葬儀はいらないと言われているが、なにもしないことは考えられない」(大阪府・30代女性)

●「昨年、母の葬式を出しました。危篤状態の時から葬儀屋さんと打ち合わせ。自分が考えていた『一日家族葬無宗教 お香典ご辞退』で済ますことができました。四十九日にお寺で戒名をいただき納骨しましたが、最後まで『相場』が謎。思い切ってご住職にうかがったら、想定の3分の1。聞いて良かったと思っています。日頃から考えておくことが大切です」(千葉県・50代女性)

●「本人が望まない限りは、葬儀は必要ないと思います。お坊さんの収入源であるのは理解できますが、信仰心がない者にとっては無駄なお金でしかありません」(海外・40代男性)

●「戒名料は結構高い。個人的に疑問に思うことは親から付けてもらっている名前があるのに、なぜ天国に行くのに戒名料が必要なのか理解できない。時代が変わってきているのに、おかしい。世の中の流れについて行くフットワークが必要だ」(宮城県・60代女性)

●「長男の嫁です。義両親の際病気だったため、葬儀までもちろん看病がありましたので、葬儀を終えるにはかなりな体力を要しました。自宅に連れて帰り、仮通夜のようなこともしましたのでご近所の方々もいらっしゃり、通夜、本葬では義兄弟の連れ合いの親戚や勤める会社の方々も多数来られました。どさくさに紛れて国会議員の弔電披露もあり(怒)、本葬後ほうほうの体で帰宅直後、義兄弟から『誰からいくら香典をもらったか?』と電話があった時には虚無感だけでした。ゆっくりと義親を悼むことが出来たのはかなり後です。豪華にしたい人はお金と頼める人手が必要ですよ。普段から冗談でも流すBGMだけでも葬儀希望を家族に伝え、ノート記録残しをお勧めします」(大阪府・50代女性)

●「家内の家では町内会が主導権を持ち全て進行。導師を4役にしたくても、あなたの家は7役にしなさいと指示をされる。私の町内会は喪主の希望を聴かれる。昔のしきたりを変えることの難しさを感じる」(三重県・70代男性)

●「葬式は祭りなのでにぎやかに」(東京都・50代男性)

●「確実に孤独死になると、覚悟しています。いくばくかの現金を封筒に入れて、目につくところに置いておくのが迷惑をかけない方法と思っています」(広島県・60代男性)

●身内で本人の生前の希望もあって直葬という形だったケースがあるのですが、あまりにもシンプル過ぎて、なんだか見送る気持ちの収まりがつかない感じがしました。だっていきなり火葬場で「最後のお別れ」だけなんですよ。それなりにいろんな思い出もあったので、関係のあった人たちで思い出を話したりする時間が欲しかったです。なので、自分の葬儀については家族の気の済むようにやってくれれば一番良いと思って、死亡時に一般的な葬儀代くらいは出る医療保険に入っています。自分の希望としては、ひとつだけ。エンバーミングできれいにしてもらって、「美人だった」という印象でお別れしたいです。(東京都・50代女性)

●「家族葬でと近親者だけで行ったつもりだったが、後から他界を知った人が訪れ葬儀の終わりがダラダラと続いた感じがした。ある程度の範囲の人々に知らせれば告別式一度で済んだのかもしれない。わざわざ訪ねて下さった方に来なくてもよかったとも言えないし、これが家族葬の欠点かと感じた。訪れる方も家族葬と聞いたら葬儀後近くに弔問に訪れないのが先方に対する礼儀ではないかと思いました。家族葬を選ばれたのですから弔問に伺わなくとも礼を欠いた人とは思われないはずです」(宮城県・60代男性)

 

以上。

 

アンケートを見て思うのは、お葬式は本当に難しい。

お葬式後に後悔をするのは悲しいですが、それぞれ身内でも意見が違うものです。

逝く人もまた様々な考え方をお持ちで、一概に良い悪いと判断は出来ません。

関係者全員に満足してもらえるお葬式の難しさを痛感します。

これは、永遠のテーマでしょう。