卒園 (井手)

 

何回目だろうか?

我が家の子が卒園するのは。

この子が最後かな、もう年だし。

そう思うと、かなり寂しい気持ちになる。

 

本日は、最後の発表会。

 

 

 

かなり長いセリフを暗記していたことに感心する。

成長を感じた。

 

子供は親を見つけると喜ぶ。

その喜びの表し方が、千差万別なんだ。

そこに個性が出るし、付き合い方が子供によって少しずつ変わる。

そして人は成長と共に、変わるものと変わらないものを持っているようだ。

この子のこれからが楽しみである。

 

幼稚園に迎えに行くのも楽しかった若かりし頃。

その頃の子は大学生。

突然、春から一人暮らしを始めると言いだした。

それからの一カ月は、不動産探しからあらゆる買い物…なぜか懐かしかったが。

この子も同じ幼稚園を14年前に卒園している。

 

あの頃の気持ちで幼稚園に行くことが出来ない。

子供には大変失礼だが、何度も同じ経験を新鮮な気持ちではできないのだ。

 

小学校入学の準備だけでも忙しかったのに、大学生も…

来年はさらに高校受験を控えた娘もいる。

忙しいばかりだ。

 

我が家が賑やかなのは嬉しいが、人が去っていくのは寂しい。

成長、旅立ちとは、こういうことなんだ。

自分も通って来た道だから。

 

 

みんな頑張れ!