右利き (井手)

 

人間の大半が右利きである。

左利きは人類の10パーセント。

つまり、比率にすると右:左は91だという。

 

スポーツでは左利きが有利と言われる。

圧倒的な力の差がない限り、左利きとの対戦経験の少なさから有利に働くと思われる。

囲碁や将棋やチェスやオセロに至っては右も左もないだろう。

 

 

 

チンパンジーも右利きが若干多いらしいが、人類程の比ではない。

乗用馬は、前足は右利き、後ろ足は左利きで、左回りの方が多少回りやすいそうだ。


考古学のデータでは、少なくとも5000年前まで、地球上にいた人間の9割は右利き。しかし、時代を遡っていくと200250万年前の原人類では、右利きは59%だけ。

その時代の石器を調べた結果、わかったもので確証性は高い。

 

人類は二足歩行をはじめ、道具を使い、言葉を操るようになる進化の過程で、

脳が大きく発達し、左脳を使う必要性が増えたため、右利きが増えたと言われている。

人類の右利きは、進化の過程で決まったのだ。

 

因みに、「右脳と左脳の違い」を検索してみると、

人には利き腕と同様「利き脳」があります。

腕を組んでみたとき、どちらの腕が上に来るかで、その人の利き脳、

つまり左右のうちよく使っている脳が分かるのです。

右腕が上に来る人は左脳の働きがよく、論理的で判断力に優れているタイプ。

一方、左腕が上の人は右脳の働きがよく、直感的で創造力に優れているタイプ。

 

あなたは、論理的それとも直感的?

 

それでは。