63回目となる葬祭セレモニー司会術【ベーシック講座】が無事に終了した。
本格的な春になった。
毎年3月半ばからスタートしているが、20年以上のロングラン講座になる。
歳を取ったからか普通に疲れるようになった。
今では講座終了後、呑みに行くような元気はない。
ロングランという言葉は、一般に映画や演劇に使用するので不謹慎。
そう思われるかもしれないが、私の感覚では同じ内容の舞台を
オリジナルキャストでやり続けているようなものだ。
(アホです)

最近の参加者数は約10名程度。
人数はかなり減ったが、20年前とは時代も環境も違う。
司会者のレベルも上がっている。
また、講座に対する要求も明確に答えを出して欲しい、即戦力にして欲しい。
そんな要望が多く、実戦形式の講座で直ぐに効果が出るようにと手を打っている。
講座開催前にテキスト類や音声収録CD(トラック12)教材を送るようにした。
全員が予習をしてくるわけではないが、
今では多くの参加者が音声CDを聴きテキストに目を通してくる。
その効果は、確実に出ている。
収録トラックの中身は、①発声練習(右脳)、②発声練習(左脳)、
③~⑥は弔電、⑦~⑫はナレーションである。
それ以外は、弊社からの参加者プレゼントがある。
(半分は宣伝だ)

ベテランも新人も、この講座の中では平等である。
休憩時間や食事中にコミュニケーションをとられているが、
色んな地域のお葬式の話が聞けて、地域格差に驚かれる方が多い。
それくらい自分の地域と同じことを他の地域もやっていると思い込んでいる。
葬儀の司会も同じように自分の物差しでしか物事は見ない。
講座の中で、新しい物差しを知る。
その事は司会を学ぶうえで非常に大きい。

4月以降は講座が多くなり、また体重が増えそうだ。
夏に太り、冬に痩せる、この繰り返し。
まるで冬眠するかのように、暖かい内に栄養分を蓄えている。
CD教材の効果が出始めるのは、1か月後~。
だがモデリング学習は確実に効果が出る。
それまで繰り返し聴いて下さい。
大変お疲れ様でした。