PTA役員決め (井手)

 

4月、新学年がスタート。

20年以上、幼小中高と子供が途絶えない我が家にとってはありきたりの光景だが、

小さなお子様がいらっしゃるお宅では嬉しさも慌ただしさも…

そして学年の始まりで問題となるのが、PTAの役員決め。

すんなりと決まれば良いが、そうは問屋が卸さない。

中には「やりたい」と手を挙げて立候補してくれる人もいるが、

「できればやりたくない派」が圧倒的。

 

 

 

そんな時の対処方法は様々だ。

クジ引き…最悪のケースは、全員平等にするため、欠席している人の代わりに

誰かがくじを引くという欠席裁判のケース。(当たった人のクレームは凄い)

ポイント制…これだとPTAの感覚ではない。持ち回りポイント制という小中一貫で、ポイントを競う複雑なものもあるようだ。

ジャンケン…面白すぎる。もはやPTAとは新たなゲームか。

クジ引き…苦労しているな、押し付け合いの典型。

推薦…言葉の響きは良いけれど、推薦する人がいなかったケースが多く

そう簡単にあっさりとは決まらない。

 

いっその事【PTA役員代行業】というものを始める会社はないだろうか。

退職した高齢者たちを集めて(勿論向き不向きはあるだろうが)、

またはシルバー人材センターなどで代行は難しいのかな。

PTAの活動は無報酬だから難しいと言う人がいる。

なら、PTA役員報酬制にしたら、立候補してくれる人もいるのではとも思う。

また、各自が毎月850円ずつ出して、1クラス30人だとすると報酬は約30万(年)。

とても食べていける額ではないからこそ、年金受給者にお願いするわけだ。

荒っぽい話だが、どうだろうか。

 

改正個人情報保護法の問題もあり、PTAの役員名簿も、その対応が必要になっている。

素人の母親たちだけで運営するのは大変な時代でもあるのだ。

また、PTA活動は強制ではなく、保護者の善意だけで継続してきた。

脱会も自由だ。

 

そろそろ時代遅れのような気がしてきた。