音楽業界の余波(井手)

 

2016年、エイベックス・グループ・ホールディングスが、

ある意味JASRACを脱退してから

(注意)JASRAC300万曲、エイベックスは10万曲保有、その差は歴然だが、

エイベックスには、安室奈美恵さん・浜崎あゆみさん・倖田來未さん、

EXILEやグループのAAAなど人気の高いアーティストが多い。

以下リンク、エイベックスのアーティストだけ(アクターその他は別)

https://avex-management.jp/artists/artist

 

その後、JASRACの音楽著作権業界独占に風穴が空いただろうか?

大勢の人気アーティストがズラリと揃っています。

 

 

【エイベックス・グループ・ホールディングスが、ある意味JASRACを脱退してから】

のある意味とは…200110月に新しい法律(著作権等管理事業法)が施行され、JASRAC以外でも著作権管理を行えるようになり、その流れの中、民間初の著作権

管理事業者として立ち上がったのがe-License(イーライセンス)です。

その後、著作権管理事業者は、(株)ジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)、ダイキサウンド(株)等が参入してきました。そして、著作権管理事業者のイーライセンスとジャパン・ライツ・クリアランス(JRC)が、事業統合発表会を開催し、20162月エイベックス・ミュージック・パブリッシング(AMP)が保有する、約10万曲の著作権管理をJASRACから移管するとしたのです。

それでも、カラオケ業界からの収益に関しては(何だか大変みたいで)、今まで同様

JASRACにお任せしているようです。とはいえ、エイベックスの離脱がJASRAC

にとって痛くないわけがないだろうと推測しているのです。

 

最近、音楽教室の生徒さんからも正規の著作権料を徴収するとかで裁判になっている

ようですが、今まで徴収していなかったのに何故なんだと思います。

 

宇多田ヒカルが自身のツイッターで、

自身の曲について「著作権料なんか気にしないで無料で使って欲しい」と私見を示し、

また、ダウンタウン・松本人志は、「税金と一緒ですよ。発泡酒が売れだしたらビールと同じくらい酒税をとるみたいに。"後乗せ"税収じゃないですか?」と納得できない様子を見せたり、

加藤浩次も自身の番組でこれ、ちょっと行き過ぎな気がしてしまうんだけど。裾野を広げるために、そこはフリーにしといた方がいいんじゃないの?」と私見を述べているようです。

一方、宇多田ヒカルは間違っている、という意見もあるようですが…

 

話しは変わって、葬祭業界も色々と徴収されているようですが、

JASRACとの契約だけでは済みそうにありません。

音楽著作権管理事業者は、とっくに1社独占ではありませんから。

 

現在契約しているものと同様の契約はイーライセンスにも必要かな。

(勿論相手が請求してきたらということですが)

但し、イーライセンスが、葬儀で使う分には構わない…と英断してくれればいいのですが。

 

因みに、イーライセンスの方が安価だと伺ったことがあります。

現在は、e-License(イーライセンス)の10万曲の中から使う、

そういうのはマズイのかな。

そんなにうまくいかないか。

 

音楽業界も、早くパラダイムシフトが起こらないかなあ。

そればかりを期待している、今日この頃です。

 

では