この日、定番が変わった (井手)

 

先日、81回目の初級講習会が終了。

今回の会場は岡山だったが、いくら新幹線とはいえ少し遠い。

腰が少し痛くなるくらいの距離だ。

前日、岡山へ入り、翌日、講習会終了後に再び帰る、

このまま郷里の小倉まで向かった方が遥かに便利だなあ。

僅か、1時間程度で帰れるのに…また腰が痛くなるくらいの距離を帰るのが辛い。

 

だが、辛い…というのは、今までの話。

今回初めてNetflixで映画やお笑いなどをダウンロードしたPadを持ち込んだ。

とても楽である。

辛かった旅が、こんなに愉快になるなんて。

これまで、新幹線の中で画面を見ながらゲラゲラ笑う…そのような方を随分見てきた。

いい年こいてアホか!…と思い、何となく下品に見過ごしてきたが、その私がはまった。

私は、新幹線で他人から見ればクックックと気味悪く笑っているお客だったはず。

 

 

 

私の性格が何にでも影響されやすいのか、それとも時代か。

今までなら、ビール片手に柿ピーでスポーツ新聞の隅にまで目を通し、

実は気になりながらもイヤラシイ誌面は避けて、眠気が襲うとサッと一眠り、

これが数十年、長いこと変わらぬ定番だったのだ。

その定番もいつか終わりが来るのであろう。

それが、この日だった。

今後増えてくる講習会が、逆に待ち遠しい。

 

今年は、退屈しないなあ、きっと。