第81回初級講習会が終了しました (井手)

 

3日間講習の中の1日を、朝から午後の2時まで、

初級司会講習ということで受け持たせていただいている。

この講習会は、司会者を要請するための講座というより、

司会(者)を見る・聞くとき、どのような点に注意したらよいのか。

また、司会に心がこもっているとうのは、具体的にどのようなことを言うのか。

司会が上手いということは、どういうことなのか。

それらを初心者に向けて解説したり、それぞれがルールに則り実演してみたり、

その過程で初めて、いや、カラオケでは経験済みだろうが、

自分の声をコントロールする、という意外と難しいことにも

果敢にチャレンジしてもらって、大概の人は討ち死にする。(笑)

カラオケよりも難しかったりするのだ。

 

 

昼食です(私は全部食べきれません)

 

 

アナウンスは自分の為ではない。

自分の為には、自由に喋れるだろう。

だが、他者のために、また、普段はマイクを使って喋ることはない。

その距離感は、根拠は、とお話をしながら、

言葉って、元々は何だったの?

書いてある文字(日本語)は、どのようにして誕生したの?

だから、書いてある通りには読まない、読めないということを理解していただく。

 

日本語の成り立ちから、現在の司会まで。

ある意味、司会は時代を表していると言えるかもしれません。

ただ、小難しい授業をやるのではなく、

簡単にチャレンジしていただくことで、こんなに奥が深く、

難しい部分が司会にはあるのだと感じていただければありがたい。

音声教材CDも勿論付いています。

今後、頑張ってください。

 

これから司会の勉強をしてみたいと、

少しでも多くの方に思っていただけたら幸いです。