毎年、前年の11月には、葬祭ディレクター技能審査試験対策のテキストや
各種の模擬問題を作成し始めないと間に合わない。
最初の頃は、司会講座からの頭脳のチェンジがうまくいかず作業の効率が悪かった。
それでも、1ヶ月で司会1級の模擬問題が2問完成したら素晴らしい。
毎年、1.2級の司会模擬問題は4問ずつ作成する。
アラの作成で、1.2級8問ずつ用意して、1週間程度寝かせて検証すると、
あれこれやとアイデアが浮かび、完成する頃は年末だ。
年が明けて、もう一度、各司会問題をやってみる。
問題が無ければ、その司会模擬問題と対応する接遇模擬問題を作成するのだ。
司会と接遇の模擬問題を4問ずつ作成する理由は、3問までは当日の模擬試験で使用し、
ラストの1問は直前対策問題として8月の上旬にネット上に挙げるのだ。

実技筆記の模擬問題は、4月になって本年の模擬問題集が葬祭ディレクター審査協会
から発売になるまでその内容は不明で、一切作成することができない。
だからその前に、1.2級の学科模擬問題を最低でも4問ずつ作成しなければならない。
これも大変な作業である。
学科の模擬問題は山ほど作成するが、近年、関連法規や制度が変わったもの、
また、仏教・神道・キリスト教・実際の葬儀・葬儀の歴史などを、
出題の配分を変えながら、優しい問題から難しい問題まで、難易度を調整しながら網羅する。
そのようにして完成するまでに1月から3月まで時間を要するが、
実際は、司会の講座も存在するので、慌ただしくしているのが実情だ。
そして先に述べたように、実技筆記のテキストや模擬問題作りは、
年度が替わってからだから多忙を極める。(今年は少し例外)

このようにして用意した各種テキストは(テキスト作りは別の作業です)
司会テキスト4種類(1.2級別)
接遇テキスト3種類(1.2級別)
実技筆記テキスト1種類(1.2級別)
学科テキスト1種類(1.2級共通)
これらのテキスト群に、
司会・接遇・実技筆記・学科・の模擬問題を解答や解答用紙と共に用意するのだ。
このようなサイクルが23年続いている。
勉強などする気もなかった私が、勉強を続けるしかない環境に追い込まれ
止むに止まれず続けてきた結果が今の私であるから、
この試験に一番感謝しないといけない。
写真は岡山での1級講習会、無事に終わりました。
皆様、頑張ってください。