葬祭ディレクター技能審査試験は、実技審査4科目(接遇・司会・実技筆記・幕張)、
学科審査1科目で行われ、配点(それぞれ200点満点)の7割以上で合格となる。
また、毎年の試験の難易度は様々で、大きく変動することもある。
特に学科試験ではその傾向が強い印象がある。
そこで、今年の学科試験の難易度が上がることを想定し、
あくまでクイズ形式になるが10問ほど出題したいと思う。
(①からどこまで続くかは不明だ)
決して受験する者だけが対象ではないので、どなたでもチャレンジして欲しい。
時に終活関連に興味がおありの方々をも意識しながら問題を出しているつもりだ。
では第1回、解答形式は正誤問題5問、4択問題5問の計10問。
正誤判定をしなさい
1.
神棚をお祀りする場所は、明るく清らかで目線より高い位置にする。方角は、南向きか西向きがよいとされる。
2.
遺言の「特別方式」は、遺言者が「普通方式」の遺言が不可能な状況にある時に認められる方法で、遺言者が普通方式の遺言が可能になって60日間生存した時には無効となります。
3.
労災保険の葬祭料は、業務災害により死亡した労働者の葬祭を行う者に対して、その請求に基づき支給されます。したがって、通常、葬祭を行う遺族に対して葬祭料が支給されますが、遺族がいない場合で会社や友人が葬祭を行った場合、葬祭を行った会社や友人に葬祭料が支給されます。なお、通勤災害の場合は、葬祭給付と言います。
4.
教相判釈とは、中国をはじめとする漢訳仏典圏において、仏教の経典を、その相(内容)によって、高低、浅深を判定し解釈したものである。略して教判ともいう。
5.
陀羅尼とは、梵名ダーラニーの音写。「記憶して忘れない」という意味で、本来は仏教修行者が覚えるべき教えや作法などを指しました。
正しいと思われるも番号を選びなさい。
6.
解剖費用に関して、行政解剖の場合は、( 6 )が負担することが原則となっています。
①国および都道府県 ②都道府県 ③病院 ④個人
7.
プロテスタントの礼拝として行われる葬式では、牧師が遺族、会葬者一同へ神の( 7 )があるよう祈る終祷を行います。
①洗礼 ②祝福 ③啓示 ④復活
8.
「南都六宗」の一つ、華厳宗の総本山は、( 8 )です。
①薬師寺 ②興福寺 ③東大寺 ④唐招提寺
9.
鑑真和尚は戒律と共に、( 9 )の知識も伝えました。
①茶道 ②香の配合 ③冶金術 ④座禅
10.
死亡危急者の遺言については遺言を行った日から20日以内に( 10 )に提出し、そこで遺言者本人の真意であると確認されないと効力は生じません。
①警察署 ②家庭裁判所 ③市区町村 ④公証人役場

(最近、猫ばかり出てるので犬にも登場してもらいました)
第1回目は、以上の10問です。
少し難しかったかな。
では解答です。
解答
1.
神棚をお祀りする場所は、明るく清らかで目線より高い位置にする。方角は、南向きか西向きがよいとされる。
×…「西向き」ではなく「東向き」
2.
遺言の「特別方式」は、遺言者が「普通方式」の遺言が不可能な状況にある時に認められる方法で、遺言者が普通方式の遺言が可能になって60日間生存した時には無効となります。
×…「60日間」ではなく「6カ月」
3.
労災保険の葬祭料は、業務災害により死亡した労働者の葬祭を行う者に対して、その請求に基づき支給されます。したがって、通常、葬祭を行う遺族に対して葬祭料が支給されますが、遺族がいない場合で会社や友人が葬祭を行った場合、葬祭を行った会社や友人に葬祭料が支給されます。なお、通勤災害の場合は、葬祭給付と言います。
○
4.
教相判釈とは、中国をはじめとする漢訳仏典圏において、仏教の経典を、その相(内容)によって、高低、浅深を判定し解釈したものである。略して教判ともいう。
○
5.
陀羅尼とは、梵名ダーラニーの音写。「記憶して忘れない」という意味で、本来は仏教修行者が覚えるべき教えや作法などを指しました。
○
6.
解剖費用に関して、行政解剖の場合は、( 6 )が負担することが原則となっています。
①国および都道府県 ②都道府県 ③病院 ④個人
7.
プロテスタントの礼拝として行われる葬式では、牧師が遺族、会葬者一同へ神の( 7 )があるよう祈る終祷を行います。
①洗礼 ②祝福 ③啓示 ④復活
8.
「南都六宗」の一つ、華厳宗の総本山は、( 8 )です。
①薬師寺 ②興福寺 ③東大寺 ④唐招提寺
9.
鑑真和尚は戒律と共に、( 9 )の知識も伝えました。
①茶道 ②香の配合 ③冶金術 ④座禅
10.
死亡危急者の遺言については遺言を行った日から20日以内に( 10 )に提出し、そこで遺言者本人の真意であると確認されないと効力は生じません。
①警察署 ②家庭裁判所 ③市区町村 ④公証人役場
【お断り】
解答については、諸説あるものもございます。
ご理解いただき、軽い気持ちでトライしていただければ幸いです。
ではまた次回。