仁-jin-を感じた日① (美織)

夏が嫌だな嫌だなと思い、ついに夏が来てしまいました。

こんなに暑いのに夏風邪を拗らせてしまい、肺炎になってしまいました。

皆様もご自愛くださいませ。

 

先日、かなりの高熱が出てダウンしている最中、

我が家の毛玉さんも体調を崩してしまい酷い血便に。

様子を見たのですが、よくなる気配がなく病院に連れて行こうとした時、

かかりつけの動物病院が夕方からしか開業しなかったので、

近所にある『ちょっと、ここって大丈夫なの?』的な病院へ。

ホームページがない時点で疑えば良かったのですが、

緊急度とGoogleのレビュー評価が☆5中☆4だったので、「まぁ大丈夫だろう」と病院へ向かうことに。

 

病院に入るやいなや、ものすごく暑い!暑すぎる!

そして無人の受付・・・

閑散とした院内・・・・

中からちょっと小汚いおじいちゃんがひょこっと顔を出し、

『なにやってんの!早く来なよ!』と手招きをしてきた。

 

私   「え…あの、受付は?」

先生『受付なんかしなくていいよ!こっちこっち!』

 

今まで受け付けをしない動物病院などなかったので戸惑いながらも診察室へ。

 

診察室に入った感想が、汚い!

まぁ汚い。

 

手の跡が分かるくらいにホコリのかぶったゴミ箱に水垢まみれの流し。

診察室も何だか暗くて、下には恐らく先生の物であろう運動器具がチラホラ・・・

 

本当に大丈夫なのかといよいよ不安になると、

『症状は?どうしたの?』と先生。

「血便が止まらなくて」と私。

 

一応検便をするだろうと思い持ち込んだ便を先生に手渡す。

しかし、『あ~、いらないいらない』

 

え?いらない?血便してるのに?(笑)

と思わず心の声が漏れてしまったが、

どうしてもいらないと言うので仕方なくしまう。

 

「臆病な子なので、慎重に扱ってください」と言い終わる前に

無理矢理キャリーバックから引きずり出す先生。

私も驚いたが、当の猫本人が一番ビックリしていて、とても大人しかった(笑)

 

当然診察をするのかと思いきや、爪切りを出しバチバチと爪を切っていく先生。

どこの動物病院、トリミングサロンでも爪切りは有料なので許可を取ってから切るものだが

何も言わずおもむろに爪を切っていく。

そしていよいよ診察かと思いきや、今度はバリカンを取り出した。

まさかとは思ったが、今度は足の毛をザクザクとバリカンで剃りだした。

 

あっけにとられながらも、「なんで足の毛剃るんですか!」と言うと

『普通、長毛の猫は足の裏の毛切るから!』と言い放たれ、

「そんなこと分かってます!毎月トリミング行ってるんだから!」とまたまた心の声が漏れてしまった。

ここまでの一連の流れはすべて同意無しにやられ、

正直、こんな事までしないとお客さんが少なくて売り上げがないんだろうなと思ってしまった。

 

仁-jin-を感じた日②へ続く・・・