バタバタ七夕 (井手)

 

 

 

小学校1年と5年の姉弟を連れて、地元の七夕を見に行かなくてはならない。

 

夏休みに宿題でもある。

 

毎年小学生がいるので、いつになったらこの習慣が終わるのかと思っていたが、

 

今の子が小学校を卒業したら、多分、もう我が家に小さい子は依頼されない。

 

夫婦の歳が、完全にお爺さんとお婆さんだからね。

 

 

 

 

 

夜でも相変わらず暑い、そして右膝をずーっと傷めて仕事をしていた私は、

 

人混みの中に行くのは抵抗があった。

 

人も多いのだが、道が狭いのでどうしても混雑する。

 

毎年のことでとっくに飽きているが、子供には随分大きく映るだろう。

 

前日から興奮しているし、七夕用のお小遣いを挙げたら興奮もピークだ。

 

僕は○○を買う、とかいって今にも鼻血がでそうである。

 

 

 

そもそも駅のホームも尋常ではない。

 

手を繋いでいないと迷子になりそうなほど、この危険な感じも楽しいのだろう。

 

中学の娘は、さすがに親とは行かない年頃。

 

友達と行くのだろうが、この日は塾で受験生らしくお勉強だ。

 

 

 

 

 

七夕の出店で、たこ焼き、焼きそば、その他の食べ物を食べなくなったのは

 

インドで相当酷い目に遭ってからだ。

 

あのキャンピロバクターの威力は、私の体を1ヶ月で15キロ落とした。

 

死もうっすらと覚悟したほどである。

 

子供らはかき氷やら綿菓子やら焼きそばやら林檎飴やら、何でもござれである。

 

夏祭りにワクワクした子供の頃が懐かしい。

 

 

 

今年はお姉ちゃんが一人でお化け屋敷に入ると言いだした。

 

どうやら、人間がお化けの役をやっていると理解したようだ。

 

この余裕である。

 

 

 

 

足も痛かったがお腹が空いた。

 

帰りにラーメン屋に立ち寄った。

 

子供は、絶対にラーメンだけは食う。

 

今まで、ラーメンが嫌いな子にはあったことがない。

 

お腹一杯になって帰ってきた。

 

 

 

また来年も行くだろう。

 

では。