行方不明となっていた2歳児が無事に保護された。
丸3日間も、怖くなかったのか?
そう思いがちだが、2歳児は研究データが乏しく…言葉による意思の疎通の難しさ
に加えてジッとしていることもできないなど…その心理状態などが不明である。
米国では謎多きダークエイジ世代と呼ばれる。

2歳児は心が折れないのが普通だ。
ケロッとしているのだ。
例え泣いたとしても、それは一時的ものでしかなく
4~5歳児のような発達はしていないから、暗闇でお化けが…
という想像すらすることもできないのだ。
だから暗闇が単純に怖いわけでもない。
また家族と結びついている「愛情」があれば、
それだけで楽観的になり、そのうち迎えに来てくれると思うだろう。
しかし、気持ちは目の前に飛んできたトンボに夢中だったり、
揺れる葉っぱの不思議さや、木々の隙間から差し込む太陽や月の灯りに…
つまり、一瞬にだけ生きて、その脈絡のない繋がりが、2歳児の人生なのかもしれない。
しかし結果として、2歳児だから良かったのだ。
赤ちゃんのように体力が弱いわけではなく、脂肪は蓄えられていた。
そして本格的な幼児期でもなかった。
運が良かったのだ、神様に感謝したい。
また、ボランティアの尾畠さんの存在も大きい。
2歳児は山に登ると体力を消耗するとか、そんな知恵はなく
目の前の事象に興味があるだけで、俗にいう「フラフラ」と徘徊するのだ。
今後の良い経験になった。
尾畠さんに「ありがとう」と言いたい。
ただそれだけである。