この歳になると、不思議と同窓会が多い。
それは歳を取ったという証である。
懐かしく振り返るのだが、悪く云えば、振り返るものばかりが増えたのだ。
(ちょっと変わったスーラーターメンを食べ、仙台から帰郷)
1週間前は渋谷の友人のお店で同窓会。
これは東映の演技研修所?(だったか名称は不明)の同期が集まった。
今でも数名が役者を続けている。
そして今日は、佐賀市内の中学の同窓会。
同窓会は、来る人と来ない人に分かれる。
来たけりゃそれでいいし、声をいくら掛けても来ない人は来たくないのだ。
まあ、幹事としては沢山人を集めたい気持ちは分からないでもないが…
結局、会いたい人同士が集まる、そんな集まりの方が良いだろう。
しかし「会いたい」…そこが個々で微妙に違うから難しい。
ハッキリ言って、私は高校の同窓会があまり好きではない。
(その同窓会が今年もあるのだ)
各学年10クラスあって、3年間で話をしたこともない人が沢山いる。
いや、話しくらいはしただろうが、既に記憶にない。
はじめて会う人がいたり、同窓会なのに初対面の人もいたりするのだ。
そこを懐かしめといわれても…絶対無理。
(初対面のオジサン、オバサンと会いたいか)
オーバーに云えば、私の周りを見知らぬオジサンやオバサンが
佐賀弁でグッチャグッチャ喋られても…嫌だ。
そもそも小学6年の2学期からしか佐賀には住んでいない。
幼稚園や小学校の大部分の期間を、その地域で過ごしていないのだ。
だから縁が薄い、というのも理由のひとつだろう。
但し、佐賀の人々には大変愛着がある。
お世話になったし、友達も大切にしたい。
今秋、約90~100名が、佐賀の高校の同窓会を渋谷でやるそうだ。
何故渋谷?その意味が分からない。(やる人間には正当な理由があるらしい)
ホテルは同郷の者が働く2つの有名ホテル、ほゞ貸切(ジャック)状態か。
佐賀人は、群れるのが好きなのかもしれない、いや、仲がいいのだろう。
私は、何とかお断りをしなければ…だって同窓会の翌日は出雲で仕事だし。
正直に、行きたくないなあ。