また膝が痛み出した (井手)

< はじめに>

今日は葬祭ディレクター技能審査試験日です。昨日の台風21号が去り、全国ほぼ快晴のようです。

受験される皆様はいかんなく力を発揮されることを祈っています。頑張ってください!

 

 

未だに右膝が痛い。

 

こんなに長いこと患っていると愚妻から「松葉杖でも使ったら」と軽く云われる。

 

冗談じゃない、元々はランニングの途中で膝に痛みを抱えたが、

 

<私の我慢強さ>が災いして完走したことに端を発し、翌日あれっ膝に傷みが!

 

それでも何事もなかったかのように仕事を続け、数日後に家族旅行にも出かけた。

 

そう、出かけて…しまったのである。

 

 

ここまで膝を拗らせた一番の原因は、この家族旅行で泊まった観光ホテルにある。

 

6階の部屋に宿泊したのだが、本来は冬場、スキー客相手のジャンボホテル。

 

エレベーターの数がそれぞれの宿泊棟に2基ずつしかないのだ。

 

健康だった時は気にも留めずに階段をドンドン歩いて登り降りしていたが、

 

その調子で登ったり下りたりしている内に、症状が酷くなった。

 

(これは自業自得だ)

 

痛みが増し、これはまずいと思って旅行から帰ると、

 

土日もお盆も休まずにやってくれている大変便利な近所の病院に飛び込んだ。

 

レントゲンを撮る。

 

映っている骨には特に何もないけれど、年齢的な衰えという可能性もありますから

 

「膝にヒアルロン酸注射をします」

 

えっ、何で? で、俺の膝、美人になっちゃうとか…ここまでは良かったが、

 

数日経っても一向に良くはならない。

 

そういえば、インドから腹を壊して帰国した時、真っ先に飛び込んで、

 

何の役にも立たない治療をしたのが、この便利な病院だった。

 

これではいけない、と思ったのも遅かったが改めて別の病院へ。

 

今現在、電気を当てたりして、徐々に回復へ向かっている。

 

ここからが話の本番。

 

つまり、こんな状態で、なるべく階段等は使わないようにして

 

司会研修のため愛知へ向かっている時である。

 

JR原宿の駅で突然山手線が止まり、緊急放送、1時間程停車するという。

 

「ウソ!何で?」

 

この瞬間「ウソ替え神事」の件を思い出した。(1ヶ月ほど前のエッセイ参照)

 

これがドッキリ…なわけない。

 

さあ、どうする?膝の悪いオッチャンは。

 

 

原宿から品川駅まで、階段をなるべく使わずに…且つ、出来るだけ早く着くには。

 

絶対…無理!

 

階段を使うのは当たり前、それより、とにかく品川まで急ぎたい。

 

山手線をUターンして代々木まで戻り、階段を下りたり登ったりして中央線で秋葉原。

 

また、階段を下りたり登ったりして、東京駅経由の山手線へ。

 

ここでハタと気づいたが、出発は品川駅でなく東京駅でも良いのだ。

 

で、東京駅で痛む膝をかばいながら階段を下り、チケットを手に入れた所で

 

久し振りにエスカレーターに乗りホームへ。

 

この過酷な試練は何だ? 何のためなのか?

 

また膝が痛み出した。

 

 

何のことはない。

 

研修に向かう前日、突如山手線の故障…ついてなかった、というお話です。

 

あー膝が痛い。

 

続く