雨天決行の運動会(井手)

運動会シーズンなのに雨の日が多い。

 

そして、いよいよ明日がその日を迎える。

 

 

前夜から小雨がシトシト降ったり止んだり、あれこれと気を揉んで休まらない。

 

明朝の6時には学校から一斉メールが届くはず。

 

実際は6時では間に合わない…すでにお弁当作りは始まっている時間だ。

 

ところが、決定が遅れているのだろう、6時を過ぎても何の連絡も無い。

 

相当悩んでいるな、何故なら運動会を延期して予備日として当てた日も予報は雨である。

 

最近の天気予報は当たる、さてどうするか?

 

 

 

6時半になってやっと連絡がきた。

 

雨天決行である…ウソー!!!

 

雨は降り続いていた。

 

 

 

 

傘を差しながら学校へ向かう。

 

雨の運動会も珍しいが、最後まで出来ない可能性があり運動会のプログラムも急遽変更。

 

午後まで継続できないことを前提に、ラジオ体操はカットされ、クラス対抗リレーや

 

学年別の男女代表リレー(1年から6年までが男女別で各クラス代表2名選出)、

 

全体応援合戦、組体操など、運動会の花形競技が全て午前中に集中していた。

 

 

 

 

ところが午後から晴れ間が覗いた。

 

結局、雨天決行は正しい判断だったのだ。

 

 

 

私は、午前中からクラス対抗リレーや学年対抗リレーをやっても

 

何ら変わることなく面白いと思った。

 

こんなプログラムを見たのは初めてだったが、

 

運動会は、足が速い子をピックアップすることが多い。

 

昔からの流れである。

 

しかし、それらの代表競技は午前中に回し、団体競技を最後に集中しても面白い。

 

雨のお陰で、運動会のセットリストに新たな考え方が誕生しても良いのかもしれない。

 

 

 

我が家は自衛隊基地(かつてはジョンソン基地)の近くにある。

 

それが影響しているとは思うが、ハーフのお子さんの比率が高い。

 

PTA参加の玉入れなどは、背の高い外人のお父さんの独壇場である。

 

実は、運動会のリレー選手にも圧倒的にハーフが多く活躍している。

 

思い出すのは、数年前、愚妻が骨折したPTAの綱引き大会で

 

大いに盛り上げてくれたのはフィリピン人の母親であった。

 

このように各国の人々が交わり、明るく運動会を行えるのは大変ありがたいと思う。

 

地域性だろうが、やがて日本は少しずつハーフの割合が増えるのではないだろうか。

 

 

 

色々と変わりゆく日本の姿を垣間見た一日だった。