5年程前、インドを旅して腹を壊し、3日目から帰国する7日目までダウンしていた。
這う這うの体で帰国後、いくつかの病院をたらい回しにされた挙句、
カンピロバクター感染症に罹っていたことが判明。
一歩間違えば、それこそ危なかった。
二度とインドには行くまい、カレーも封印。
数年間、カレーを絶って暮らした。
お釈迦様もお腹を壊して亡くなったと聞いたが、あれは軟らかく煮た豚ではなかったか。
(それとも、豚が好きな特殊なキノコだったか)
精神的に病んでいたが、いつの間にか、カレーを見ても平気な私になっていた。
あれほどの嫌悪感が…しかし「時薬」なのか。
食べてもよい感情がどこからともなく湧いてくる。
何せ我が家は小さい子がいつもいるので毎週金曜日はカレーの日なのだ(海軍か)。
因みに、水曜日は餃子が出る。
水曜と土曜は「餃子の満州」(埼玉に点在する中華屋)の餃子が安売りの日なのだ。
そして数年経った今、事務所のキッチンには…


懲りない。
様々なスパイスを集めて喜んでいる私がいる。
また、カレーを作り始めた。
人間は過ちを繰り返すのか。
若い頃は辛い物が平気だったのに、今ではすっかりダメになった。
人の味覚は、物心つく頃は甘い物、やがてしょっぱい物、次に辛い物、
そして最後に苦い物に行き着くと聞いたことがあるが、
年を取ってからでも味覚の好みは変わりつづけるのだろうか。
今は、スパイシーだけど辛さはイマイチというカレーが大好きだ。
因みに、私の講座も随分甘くなって、スパイスが効いたコメントはするが、
今やその辛口度はいたって普通だ。

11月14日、エンディング産業展で大阪に入る。
大坂のカレーは美味い。
淀屋橋にある「もりやま屋」へ行ってみたいと思う。
林先生のトップテンに入っているカレー屋だ。
お腹を壊さないように、気を付けよう。
では。