甘い罠(miori)

あれは、遡ること1年前・・・

 

最初に住んでいた所から使っていた洗濯機が壊れた。

よくある故障らしいが、とにかく脱水ができない。

しかも、毎回できないならすぐにでも買い替えるが、時々普通に脱水もかかるので何とか我慢しながら使っていた。

 

そしてある日…

 

ついに寿命を迎えたので、電気屋に駆け込んだ。

 

前に使っていた洗濯機は5キロの容量で特にこれと言ったオプションはなかった。

今回も同じようなものでいいかとも思ったが、販売員さんの説明を聞けば聞くほどいい洗濯機が欲しくなる。

 

そして、ついに念願だった乾燥機付きの洗濯機を購入した!

 

購入したのは、日立のビッグドラム。

決め手になったのは、風アイロンというもので、アイロンがけなしで乾燥したらそのまま着られるという点。

出張がちな旦那は夜中に帰って来てあり得ない量の洗濯物を出し、翌朝にはそれらをすべて持っていく日もあるので、夜に洗濯ができてしかも朝には乾いてるとなると最高だ。

我が家は集合住宅なので夜中の洗濯は今までできなかったのだが、

ナイトモードを使用すると驚くほど静かで夜に使用しても近所迷惑にならない音で洗濯ができる。

 

そして使用すること1か月…

あることに気づく。

 

クサい。

 

もう異常なくらい臭くて、思わず購入店に電話をした。

なぜ電話をしたのかというと、昔、電器屋に洗濯機を取り付けてもらった際、排水トラップという下水のにおいを上がらせないものを取り付け忘れていたからだ。

排水トラップをつけていないと、家じゅうが下水のにおいに満ち居ても立っても居られない程になる。

これを経験済みの私は速攻排水トラップだと思って電話をした。

以上の経緯を説明すると、「あ~、排水トラップはついてます。ただこの日立のビックドラム、風アイロンっていうのついてますよね?それが下水のにおいも吸い上げる程風の力が強いのでしょうがないんですよ~」と言われた。

勿論だが、そんなこと購入時には言われてない。(笑)

 

解決策を聞くと、洗濯機の下にある排水溝を掃除すればいくらかニオイは消えると言うもの。

 

ちょっと待って、洗濯機の下?

 

あんな馬鹿デカい洗濯機の下。

自宅搬入時には大の男が3人掛かりでやっと搬入したあの洗濯?

 

あんな物私一人で動かして掃除なんかできるわけがない。

 

電気屋さんに動かせない旨を伝えると、

「排水溝の掃除代行は5000円で行っております!」と。

 

電器屋さん曰く月1で排水は掃除したほうがいいとのこと。

という事は月1で5000円かかるという事。

掃除代だけで1年でそこそこの洗濯機が買える。

取りあえず掃除代行はお断りして、何とか旦那がいる日を見計らって掃除をしている。それでもやはり完璧に掃除もできないし、洗濯機の中から下水のにおいが充満してくる。何が一番困るかというと、乾燥をかけ暫く置いておくと、せっかく洗濯をした洗濯物が下水のにおいになる。

という事は、夜洗濯をして朝に乾いてると下水のニオイになっているという事。

 

せっかく乾燥機つきの物を買ったのに、これじゃあ乾燥もかけられないし何より手間がかかる。

結局1年経った今は、乾燥は使わず夜洗濯をし干して、朝に乾いたら朝また洗濯を回すサイクル。

 

買って良かったのか悪かったのか。何か打開策を見つけなければ…