ナレーションを書く (井手)

 

書き手の【視点】と読み手の【目線】。

 

言葉は似ているが、明らかに違う。

 

書き手は「読み手」を意識するが、「読み手」は「聞き手」を意識する。

 

 

しかし、一般に葬儀の担当者・司会者は、書き手であり読み手でもある。

 

例えればシンガーソングライターみたいなものだろう。

 

違うジャンルの仕事を一人で全部やる。

 

そのことの意味は分かってやっているのだろうか。

 

その難しさ、可能性、そして限界を…

 

 

本来、異なる能力を意識しているかどうかも疑わしかったりする。

 

葬儀司会だけでなく、ブライダルの司会者も同じではないか。

 

 

講座で話すことは決まっているが、それとは別に考えてみたくなる時も。

 

枠に中にいるくせに、枠の外のことを考えても仕方ないかもしれない。

 

エンドユーザーにどう響かせるかだから。

 

 

 

 

まあ、書くという作業は個性が出るなあ。

 

ただ書いている時に、自分が読むことを想定して書かない方が無限に可能性は拡がる。

 

書くことだけを専門にしている人はだから強い。

 

ある意味、読むのは別人だから無責任とも言える位に好き勝手が出来る。

 

その遊び心みたいなものが良い。

 

 

 

いずれにしても書くのは難しい。