鳥の唐揚げは…(井手)

 

 

鳥の空揚げは美味い。

 

嫌いな人は滅多にいない。(とサザンも歌っている)

 

 

 

 

何故?鶏のから揚げが美味いか。

 

それは、鳥が恐竜だからだ。

 

正確に云うと、恐竜の子孫だから。

 

鳥の空揚げをツマミに一杯なら、恐竜をツマミに呑んだと言おう。

 

小鳥をペットにしていたら、我が家では恐竜をペットにしています、と。

 

 

 

そうです。

 

鳥類は恐竜なのです。

 

羽毛があっても飛ぶことができなかった恐竜時代もあります。

 

結果として自由に飛べるように羽毛が機能した恐竜時代もあります。

 

鳥類に属するものは、どんなに可愛くても恐竜です。

 

 

 

2週間ほど前のブログに、バイオミメテクス(生物の模倣)と題して

 

その素晴らしさについて書きましたが、

 

その時、鷹の羽の形をヒントに飛行機の翼部分に改良が加えられたことを記しました。

 

飛行機は恐竜がヒントになっていると言っても、決して過言ではない。

 

 

 

我々の(というか私が習った時代の)教科書では、

 

恐竜は最初から大きく、多様で、他の生物を圧倒していたように思います。

 

でも、恐竜が誕生した頃は、とても弱く怯えながら暮らしていた時代が

 

ナント3000万年間も続いたのです。

 

 

 

 

3000万年間という途方もなく長い怯えた時代から、

 

一体どうやって地球の覇者に成長したか。

 

それは25200万年前のペルム紀末、地球史上最大の天変地異が起こりました。

 

数百年間に及ぶ、大爆発の連鎖…熱と塵埃、有毒ガス、溶岩…生命の97%が絶滅。

 

この辺りの記述は、教科書には載っていませんでした。(私の記憶では)

 

特に、地球史上最大の生命の絶滅の記録に関してはなかったと思います。

 

 

 

この時、身体の小さな恐竜は生き残り、三畳紀に入ると生態系が安定します。

 

大体、地球規模の天変地異で生き残るのは、

 

体が小さく変化に柔軟な対応ができる生物と決まっています。

 

ここから、考えられないくらいの大繁栄を恐竜は実現するのです。

 

 

 

つまり恐竜は、その敏捷性、代謝、知能の面で他を圧倒するほど優れていたから

 

出現するや否や(ここ、as soon asです 笑)他の生物を圧倒し世界中に広がった。

 

というイメージでしたが、どうも違うようです。

 

恐竜は誕生した頃は非常にか弱く、他の生物に怯えながら(捕食の危険)暮らし、

 

ライバルに勝って地球を支配するまでに、実に3000万年間も進化の脇役でした。

 

恐竜の誕生に関してはまだ分からないことが多く謎は残ったままですが、

 

最初の頃の恐竜の大きさは判明しています。

 

我が家のスズメ(飼い猫)程度の大きさでした。(可愛い)

 

 

 

恐竜は誕生してから10001500万年間もの長い間に少しずつ進化を遂げ、

 

その後、ワニ類との競争に勝利して地球の覇者になるまでに3.000万年掛かりました。

 

途方もない歳月です。

 

ただワ二類との覇権争いでも、大きな幸運があったようなのです。

 

三畳期末、大陸パンゲアが大きな力に引き裂かれ、

 

その沿岸部はマグマや溶岩で覆われた時代が少なくとも50万年以上。

 

これが決定打となった。

 

しかし恐竜が、猛火と硫黄のガスの影響をほとんど受けなかったことは不思議です。

 

まだまだ解明されてないことが多く、そこがまた恐竜の魅力ではないでしょうか。

 

ん~新しい発見が待ち遠しい。

 

 

では、今晩のオカズは「とりから」で。