山形で司会研修 (井手)

 

山形は、日中は都内とさほど変わらないが朝晩はさすがに寒い。

 

日が暮れるのも早く、なぜか寂しくなる。

 

ここは既に秋真っ盛りである。

 

北国から秋を迎えるのは当たり前だが、そのことを痛感した。

 

 

 

最近は、年に数回程度開催されるFUNET会員様の司会研修。

 

山形市内のこの会社に伺うのは実に5年振りだ。

 

(昨年も横浜の会場で会ってはいるが…)

 

それまでは毎年のように何度も来た場所である。

 

 

 

いつもここに宿泊した。

 

山形駅から直結する霞城ビル(25階建)内のワシントンホテル。

 

20階に宿泊したがさすがに眺めが良い。

 

しかし真夜中の3時に震度3程度の地震発生。

 

20階は相当揺れたと思うが、熟睡中だった。

 

朝、担当者に云われて驚いた。

 

 

FUNET入会時、司会者が2名しか在籍していなかった時からスタートして今や10名。

 

短い人でも6年のキャリアがある。

 

それでもこの人数では10ホール程度の式場は賄いきれない。

 

今でもその分は外注で賄っているのだが、このメンバーはプロ司会者より巧いのだから驚き。

 

(因みに、ここはFUNETのナレーション閲覧数が凄い)

 

皆さんの司会力は確かである。

 

 

知っている方ばかりだからか、昼食時は芋煮会をやってくださった。

 

有りがたいなあ。

 

野菜を作っていらっしゃる方(司会者)が、朝早く畑から収穫してくれたメインの里芋。

 

こちらでは、土芋と水煮と分けているらしいが、勿論、土芋と数種類の野菜。

 

新鮮な具材で午前中からお料理をしていただき、大満足です。

 

もう食べきれないというほど腹が一杯になった所で、

 

芋煮会の〆はうどんと決まっているらしく、半ば強制的に。

 

腹が一杯だから無理…と思ったらうどんも美味い。

 

アレっ…うどんは埼玉か香川か秋田か五島列島と思っていたが、

 

また一つ加わりそうな気配。

 

 

(主役の芋煮の鍋が到着前の写真…芋煮の写真撮り忘れた)

 

 

 

 

 

葬儀に関して、こちらの地域は主に骨葬である。

 

通夜の際に納棺し、納棺の場所は主にホール。

 

納棺のほとんどは、担当者がやっているとのこと。

 

(やれることは、出来るだけ自社で自分たちでということだろう)

 

通夜は所謂家族(遺族)だけで過ごし、翌日火葬。

 

その日(もしくは翌日)ホールで葬儀(式)を行う。

 

司会は通夜には存在せずセレモニーがあるのは葬儀だけ、という環境だ。

 

 

 

今日のように司会者たちが一緒に行動することは珍しく、

 

10名ほどの司会者が一堂に会するのは、司会講座の時だけ。

 

この時初めて、人の司会を聞くこともある。

 

考えてみれば当たり前だ。

 

司会業務はコンテストではないし、誰かと対戦するようなものでもない。

 

常に遺族やお客様と対峙している、勿論、僧侶・神官等とも同様である。

 

僧侶や神官ならば、A司会者とB司会者を比較することもあるだろう。

 

しかし、遺族にとっての葬儀は1回のみ(不幸にも連続して亡くなる方がいれば比較し易い)。

 

そこで大切なのは、旨いか否かということよりも「顧客の満足度」が一番。

 

司会が巧いということと、顧客満足度は必ずしも比例するとは限らない。

 

技術は欲しい(言うのは簡単だが、これも難しい)が、それだけでは十分ではないのだ。

 

そこの所まで教えて行かないといけないのが司会講座の面白さであり難しさだ。

 

 

 

皆さん、仲間(他者)の司会は聞いたことが無くても、

 

その原稿はFUNETの「文言検索」で見ているようだ。

 

FUNETを使った時に便利な機能がいくつかあるが、「文言検索」もその一つ。

 

例えば、「○○が好きだった」の○○に入れる言葉は趣味でも嗜好品でも何でもよく、

 

似たような状況に置かれた司会者は、それをどのように原稿に変えたのだろうか、

 

知りたいと思えば「○○が好き」を「文言検索」に入力すれば、

 

今までの全原稿からヒットするものが全て出てくるシステムだ。

 

そうやって、仲間同士で勉強することもできる。

 

※(例えば、読書 スペース 父、などの記述でも構わない)

 

結果として、一人の文章作成能力をカバーするのは全員の力である。

 

その少しずつの積み重ねが数年も経てば、自らの文章作成能力を高めてくれる。

 

更には、5年前に亡くなった故人のお連れ合いが今回の故人…

 

あの時、どんなナレーションだったかな?

 

と、振り返りたければ、例え自分が担当してものでなくともFUNETには全て残っています。

 

そのナレーションから様々なことが浮かび上がります。

 

彼女たちが、有意義にシステムを使われていることがよく分かります。

 

 

技術面ばかりでなく、何が人々に訴えかける言葉になるか?

 

その辺の話も出来る限りしてきました。

 

文章の推敲に関しても全く心配はありません。

 

 

 

大変お疲れ様でございました。

 

皆様のお心使いに感謝いたします。

 

これからも頑張ってください。

 

 

 

では。

 

 

 

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