2000年に6,000人いたトレーダーが次々とAIに置き換えられていく。
そして2016年には、6,000人が2人だけになっていた。
ゴールドマンサックスで起きたこの出来事は世界を震撼させた。
以降、日本の銀行はAIの導入に積極的だ。
それは銀行業務が根底から覆るほどのイメージを持っている。
近い将来、銀行の店舗数が徐々に減り、各社統合されたATMだけになる。
その後、ATMさえコンビニか、どこかの店の一角に設置されているだろう。
やがて、そのATMも消滅して、人々は現金を持ち歩くことが無くなる。
受付嬢がいない、現金輸送車もいらない、警備員もいらない、駐車場も…
銀行にもリストラの嵐が吹くはずだ、ということは銀行強盗も…

車の自動運転もそうだが、電話対応の自動応答技術も進んでいるようだ。
どんな話題でも人間と区別がつかない自然な応答ができるロボット。
それはAIを推し進めた後のAGI…つまり「汎用人工知能」搭載ロボットであり、
すでに特定分野においては自然な会話ができる程度には完成しているようだ。
そういえば最近、自動音声の電話セールスが急に多くなった。
勿論これは一方通行だけれど、高度な所では結構進んでいるのではないかと予想がつく。
普段の生活を振り返ると、スイカかパスモさえあれば基本的には生活に困らない。
コンビニで小銭を探していると後ろから「チェッ」と舌打ちされることもしばしば。
現金を持ち歩くことが悪(面倒)になっている。
ということは造幣局もリストラか。
AIだって人間が作り出した機械だけれど、人間の能力を遥かに凌駕していく。
機械は24時間活動できるし、一切過ちがない(誤作動さえなければ)。
とてもかなわない。
世の中の移り変わりが加速度的に進んでいる。