365歩のマーチ~♪…幸せは歩いてこない、だから歩いてゆくんだよ…♫
歌手の水前寺清子さんじゃないよ…と、この時点でかなり古い。
実は水前寺さん、「チーター」ではなく「チータ」です。
名前の由来は作詞家の星野哲郎氏が水前寺さんの本名「はやしだ・たみこ」
から「ちいさなたみちゃん」を略して「ちいさなたみちゃん」となり、
チイタ→チータとなったようです。

で、今日の話は本物の動物の「チーター」についてです。
農大へ通う我が愚息はこのチーターが大好きで、
世間でいう大阪のおばちゃん達みたいに、Tシャツの前面にドーン!
と、チーターの顔が写った派手な柄物を着ていた。
(…恥ずかしくなかったか)
また2年前になるが、多摩動物園でチーターの赤ちゃんが誕生したときは
丸一日、その檻の前に座って観察していたそうだ。
それはそれは幸せそうにしていた。
その時、チーターの子供が動物園で育つのはなかなか難しい、そんな事を呟いていた。
どうしても南アフリカに行きたい理由は、チータ-が沢山いるからだとか。
そこにあるクルーガー国立公園では、ライオンやチーターが人に慣れていて、
お散歩も可能らしい。(私は絶対やりませんが…)
そんな会話をした記憶がある。
そしてこの度、チーターに関する繁殖の話を目にして、
遺伝的繋がりと丈夫な子孫に関して、チーターにはそんな能力があったのかと感心した。
動物園に於けるチーターの結婚相手選びは深刻な問題に直面していた。
行動観察を続けていると、チーターは子孫の健康を損なう恐れのある近親交配を
どうしても避けるようなのだ。
だが、相手が近親かどうかを判断するのはどこで見分けているのだろう。
研究の結果、チーターのメスは、オスの尿の匂いを嗅いだだけで、
遺伝的な繋がりを感知する能力を持っているということが判明した。
新発見、凄い能力である。
だから動物園では、他の施設と連携して動物の貸し借りをしているそうだ。
この研究で判明したチーターの能力は、飼育下繁殖の改善や保護に大きく寄与する。
ということは、野生のチーターの場合はオスが縄張りにマーキングした尿の匂いから
相手との遺伝的な繋がりを知り、遺伝的に最も遠いオスの近くで長期間過ごすらしい。
丈夫な子孫を残すために。
飼育下にあるチーターの結婚問題から判明した【特殊能力】が、
今後チーターの管理に関する動物園の考え方を変えていくだろう。
では。