母の味は(miori)

おはようございます。

 

先日父と四川料理のお店に行った時の話なのですが、、

私は麻婆豆腐、父は豚肉のクミン炒めを注文しました。

相変わらず父は隣の席のサラリーマンが食べていた超辛そうな麻婆麺を見ただけで汗が吹き出ていました。

面白すぎます。

 

と辛そうな麺を啜っているサラリーマンを横目に注文した料理が到着。

クミン炒めを食べていた父が、「お母さんもこれ好きそうだな」と一言。

そう、最近母はクミン味にハマっていてサラダや炒め物によくクミンを使うらしい。

「どこでそんな味覚えてくるんだ」という父に私はあることを思いだした。

 

私がまだ中学生の頃、テレビでイチロー選手が朝カレーを食べている・インド人は朝からカレーを食べているから計算が得意でお医者さんもたくさんいるというのを何かの番組で見たらしく、番組の翌日から毎朝カレーが続いたことがあった。

 

ある日、グッチ雄三が料理番組をしていたことがあり、その番組を毎回見ていた母は、尽く番組で紹介された料理を食卓に出した。

「これ美味しいね!レシピはどこの?」と美味しかった料理を聞くと必ず「グッチ雄三の観て作ったのよ」と母。

我が家の現在までの我が家の定番料理になりつつあるメニューの7割方はグッチ雄三案という事。

という事は、グッチ雄三 イコール母の味という訳で、私や弟はグッチ雄三に育て上げられたようなものだ。

勿論、母がアレンジしている部分もあるので母の味には間違いないのだが…

 

こんなエッセイを書いていると久しぶりに母の料理が食べたくなってきた。

今度実家に帰って作ってもらおう。

 

汗だくの父と麻婆豆腐