FP2級の資格を取って、それらしい仕事をしているのは初めてだ。
正確に云うと仕事ではない。
身内の問題だからである。
昨年末、義理の叔母が他界し、土地、建物、貯金など相続が発生した。
その相続関連で使ってみようと思っていた「法定相続情報証明制度」
この制度を利用すれば、相続登記を含む戸籍書類一式の提出が省略可能なのだ。
これは平成29年5月29日からスタートしている。
法定相続情報一覧図を作成するのだが、法務局の雛形から外れているような
とても珍しいケース(相続人が、兄弟と姪たち)だから、時間が掛かっている。
時間が掛かる主な理由は、兄弟姉妹の両親だけでなく更にその上まで遡って
その他に兄弟がいた可能性を否定しなくてはならないからだ。
まあ、ブツブツ言いながら早め早めの対応を心掛けてはいるが、
FPの仕事は細かくて自分向きではないと、つくづく思った。

FP試験の驚きは、試験開始の合図と同時に試験用紙を裏返し、
「さあ、これから2時間じっくりやるか」と思っていたら、
ものの数分もしない内に、電卓を弾く小気味の良い音が教室中に木霊した。
私の電卓は片手で一つ一つを打ち込むのだが、
受験生の皆さんの電卓慣れには恐れおののいた。
プロの中に、私一人素人が混じり、勝負になるのか…と。
しかしこの夜。
ネットで答えあわせをしたら軽く合格。
結果、39%の合格率だった。
???じゃ、あの凄く電卓の操作が早かった彼らの6割が落ちたということか。
ここで結論、電卓が早いからと言って、合格するとは限らない。
でへ。
じゃまた。