雛人形のお下がりは…(井手)

 

 

 

朝日デジタルニュースによれば、

 

一般社団法人日本人形協会が発表したところによると

 

 「ひな人形のおさがりはNG」ということらしい。

 

ホームページでそのマンガが公開されている。

 

 

 

 

これに対して消費者の受け止め方は…『一人ひとつ、とされているが、そんなの無理だ』

 

これが大多数の方の本音ではないだろうか。

 

もし長女、次女、三女と誕生したら、雛人形を3セット飾れと言っているようなもの。

 

ビジネス的にもどうだろう?

 

イチゴ大福を3つ買うのとは違うのだ。

 

 

これは新潟で撮影した吊るし雛

 

 

 

 

 

記事では、雛祭りの歴史を紐解いて…

 

ひな祭りは、紙などで作った「ひとがた」に自分の厄を託して水に流すなどした行事と、平安時代からの貴族の子女の人形遊びが融合したものがルーツとされるという。

 

「女児の初節句を祝って人形を飾った」という記録が残るのは江戸時代の18世紀半ば。「基本的には、女の子の初節句には、身近な人が何らかの人形を贈っていたと思う」が、

 

「お下がりはだめだと書かれたものを見たことはない」。

 

商家で、姉にあつらえたひな人形を、その子の死後に妹が受け継いだ例もあった。

 

日本玩具博物館の尾崎織女(あやめ)学芸員も、「寄贈された古いひな人形の中には、近所の長寿の女性から受け継いだというものもある」。

 

戦前はアンティークを好んで買う人もいたという。

 

尾崎さんによれば、ひな祭りが農村部も含む全国の庶民に広まったのは江戸時代末。

 

どんな人形を飾るかは地域で異なり、土製や張り子のひな人形もあった。

 

バラエティー豊かだったひな飾りが定型化されていくのは、百貨店が段飾りなどをセット販売し始めた明治末頃から。都市部に人口が集中し始めた時代でもあり、都市に住む若い夫婦に、最新鋭のひな飾りが受けたとみる。

 

昭和30~40年代ごろは高度経済成長で各家庭の経済水準が上がり、多くの人が豪華なひな飾りを入手できるようになった。「『自分も買える』という喜びが爆発的な普及を後押ししたはず。ベビーブームもあり、節句を祝う文化が高まった」

 

最近では、「人々の意識が日常をどう充実させるかに移りつつあるのでは」と尾崎さん。

 

「不要になったひな飾りを活用したイベントが各地で開かれ、家族で見に行く人も多い。ひな人形との付き合い方が広がってきている」。

 

是澤さんは、「子の成長を願う親の心はいつの時代も同じ。

 

女性のためのハッピーな人形祭りとして築かれた行事を、今の時代にあった形で楽しめばいいのでは」と話す。

 

以上。

 

 

 

これまさに正論のような気がする。

 

ドンドン進む少子化の現代。

 

一般社団法人日本人形協会の気持ちが分からないわけではないが、

 

この漫画の「一人に一つ雛人形」の理屈は通らないだろう。

 

 

 

厄介なのは、少子高齢化だな。

 

ただ、余裕があるお宅は、是非2つ目3つ目と買ってあげてください。

 

 

 

因みに、私は2つ買いました。

 

では。