2019葬祭クイズ【3】 (井手)

 

春の訪れを告げる東大寺修二会(お水取り)は大仏様で有名な奈良市ですが、

 

私はセミナーでは一度も奈良県を訪れたことがありません(残念)。

 

東大寺で31日から2週間にわたって行われる修二会(お水取り)の行事。

 

その名前とは裏腹に、松明が二月堂を駆け回るのですが、

 

1250年間も延々と続く、一見火のお祭りを、何故「お水取り」と呼ぶのか。

 

 

修二会では312日深夜に、若狭井(わかさい)という井戸から、

 

観音様にお供えするお香水(おこうずい)を汲み上げる儀式が行われ、

 

これが「お水取り」と呼ばれるからです。

 

この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅ)の道灯りとして、夜毎、

 

大きな松明に火が灯され「お水取り」や「お松明」といった言葉が広まったといいます。

 

この松明の火の粉を浴びると、1年間無病息災でいられるのは、

 

この時期の火のお祭りの共通点。

 

日本の文化ですね。

 

 

 

 

イントロが長くなりましたが、葬祭クイズ【3】。

 

本日は、全10問全て正誤判定です。

 

(○か×で答えてください)

 

 

 

1.           歯科医師は、死亡診断書は発行できますが、死体検案書は発行できません。

 

 

 

2.           結核菌は主に空気感染でうつります。死後の遺体は呼吸をしませんので、感染することはありません。

 

 

 

3.           分骨する場合は、火葬場の管理者より、分骨する数だけの分骨証明(火葬証明書)を発行してもらい、分骨する際に該当地の市区町村に提出する必要があります。

 

 

 

4.           相続人が兄弟だけの場合、被相続人(死亡者)は、遺言で全財産の4分の3に限って自由に遺贈決定できます。

 

 

 

5.           エンバーミング時の廃液処理においては、環境基準を遵守する必要があり、国土交通省の水資源局への届出義務があります。

 

 

 

6.           1990年の貨物自動車運送事業法の改正により、霊柩運送事業はこの法律の規制を受けるようになり、事業は許可制から免許制に変わるなど規律が厳しくなりました。

 

 

 

7.           一般に、霊柩車の運賃は、「基本額」+「加算額」で計算されます。加算額は距離に応じ、10km単位で金額が定まっています。加算額は、霊柩車の車庫から目的地までの往路の距離で計算します。

 

 

 

8.           死後硬直は、死後10時間くらいで顎関節に現れ、次第に全身の筋肉に及び、約15時間経過すると手足の筋肉に明確に認められるようになります。

 

 

 

9.           三宝とは仏・法・僧のことで、日本書紀において聖徳太子が制定したといわれる「十七条憲法」の第二番目の条項にも「篤く三宝を敬え。三宝とは仏と法と僧となり」とある。

 

 

 

10.         現在(平成28年)、国内における死亡数を死因別順位にみると、1位が悪性新生物(がん)、2位が心疾患、3位が肺炎となっています。

 

 

 

解答に関して様々なご意見がおありでしょうがご容赦ください。

 

 

 

 

では、解答です。

 

1.  

 

2.  ×…結核は二類感染症に指定されている

 

3.  ×…「市区町村」ではなく「墓地、または納骨堂の管理者」

 

4.  ×…相続人が兄弟だけの場合には、遺言で全財産を自由に遺贈決定できる

 

5.  ×…「国土交通省の水資源局」ではなく「地方自治体の環境課」

 

6.  ×…免許制から許可制に変わり、規制が緩和され自由化していきました

 

7.  

 

8.  ×…死後硬直は死後2時間くらいに現れ、手足の筋肉は死後約68時間

 

9.  

 

10. 

いかがだったでしょうか?

 

今回は、比較的優しい問題を選んだつもりです。

 

 

 

では。