司会講座を終えて (井手)

 

312日・13日、二日間に亘る連続司会講座が終わった。

 

先週スピンオフした「ごはんソムリエ認定試験」の話は書いたが、

 

本来の目的である司会講座自体の報告はやっていない。

では、振り返りを…

 

講座は【文字を、書いてある通りに読まないのは何故?】

 

このような問いかけでスタートした。

 

それは、文字の歴史と言葉の歴史に大きな違いがあり、

 

言葉と同じ歴史を持つのは、「歌」や「ダンス」である。

 

文字だけが異色で、人類への貢献度もハンパないのだ。

 

(大迫、ハンパねえ)

 

決して…「夜の」という枕言葉は付けちゃダメです!

 

脱線してスマン(冷や汗)。

 

 

 

文字は、その発明から数千年で人類を宇宙にまで届けている超優れモノだ。

 

文字が無ければ、AIの時代は来なかったと言っても過言ではないだろう。

 

それぐらいハンパない威力を持った文字だが、

 

残念なことに「歌」や「ダンス」とは違い、「言葉」との相性が良い方ではない。

 

 

 

一方で学生時代「音読」中心の授業しか受けてない。

 

授業の芯が、言葉ではなく文字であるのは、その潜在的パワーにより明白である。

 

文字を読む際に発する言葉の「ルール」が存在することも知らないままだ。

 

 

 

一番よくないか、または誤解を与えるアドバイスの「司会あるあるアドバイス」は

 

「司会者であるならば、書いてある言葉は全て心を込めてキッチリ読みなさい」

 

これ、いかにも正しいことを言っているようだが、それは「音読」の世界の話だ。

 

 

 

「音法」の世界を学べば、今まで知らなかったアナウンスの「ルール」も理解できるし、

 

言葉は、書いてある通りに読む訳ではない、ということを学ぶのだ。

 

この話と実演を午前中で終わると、午後は実践あるのみ。

 

細かい話は出来ないが、多くの方の疑問や質問には何度も答えてきた。

 

それには共通点がある。

 

音法を知らないから、どうして良いのか分からない。

 

私に言わせれば、単にそれだけなのだ。

 

だから事後アンケートを見る限りでは十分満足していただいているようだ。

 

ご参加された皆様、大変お疲れ様でした。

 

 

さあ、次は秋開催である。

 

その前に、61819日に綜合ユニコム様主催の

 

【無料講座】や【シンポジウム】での講座もあるのでご興味のある方は是非。

 

 

 

では。