息を止める、これが出来ることが言葉を発するための条件の一つ。
人間以外で、社会的コミュニケーションを取る動物は多いが、
言葉でそれをするのは少ない。
その中でも有名なのが鯨類…クジラだ。
哺乳類でありながら、息を止めて海中深く潜ることが可能だ。
そんなクジラのコミュニケーションの一つ、
オスのクジラが求愛行動で歌う「歌」は、時代と共に変化しているらしい。
そこは人間と似ていると思う。

本で知ったのだが、イルカの仲間には通訳を買って出るような存在すら発見されている。
つまり、Aという海域とB海域に暮らすイルカでは、
言葉のコミュニケーションに微妙な違いがあるらしく、
そこにA・B両方の海域で過ごした経験のあるイルカが、
そのような役目をするらしいのだ。
これも人間の行動とよく似ている。
「歌」と「ダンス」は「言葉」と起源が近いから、クジラもダンスをする。
そのダンスにも、地域ごとの差や、時代と共に流行みたいなのがあるのだろうか。
きっとあるだろう。
海洋生物の学者と言語学の学者が、タッグを組んでくれないかな。
多分、色々と面白いことが見つかると思うが…
では。