雀三条駅 (井手)

 

世間では、上越新幹線の燕三条駅と呼ぶが我が家では「雀三条駅」という。

 

その心は、我が家の可愛い猫の名前「すずめ」に因んだのさ。

 

だが、その世間の人々は、新幹線の駅名が燕三条駅だから、

 

燕三条市が存在すると勘違いしている方が多い。

 

そう残念でもないが、実のところ燕三条市は存在しない。

 

雀三条市が存在しないように…

 

(…しつこい)

 

 

 

新幹線の燕三条駅には、燕口という出口と三条口という出口の2つがある。

 

それぞれは真逆の位置にあり、日本海側が燕口、陸側が三条口ということだ。

 

つまり、駅の片側が燕市、その反対側が三条市ということになる。

 

新幹線の駅名は、両方合わせて「燕三条」となっているから紛らわしいかもね。

 

 

 

この地域は高度な鍛錬技術を有していて有名だ。

 

あのiPhoneにも鏡の研磨技術で採用されているという。

 

しかしこの燕市と三条市、その関係は穏やかなものではなかったらしい。

 

それをよく表しているのが、下の写真だ。

 

新幹線の駅は「燕三条」だが、高速道路のインターは「三条燕」。

 

地図を眺めると、新幹線の駅はギリギリ三条市にある。

 

そして高速道路のインターの場所は燕市にある。

 

場所だけの問題なら新幹線の駅は「三条駅」でインターの名は「燕」でよい。

 

そう簡単にいかない、それぞれの歴史やプライド、メンツがあるのだ。

 

昔から燕市は職人の町、三条市はそれを売る商人の町。

 

大体仲が悪くなる理由は分かります…よね。

 

 

 

さて、そこに登場したのが田中角栄。

 

上越新幹線を通すことになった折、

 

燕市と三条市の境に駅を建設することにしたが、なかなか話がまとまらない。そこに「まっ、その~」とダミ声の角栄氏が登場、

 

駅名は「燕三条」、だが駅の所在地は「三条市」。

 

その代わり、高速ICの名前は「三条燕」で、所在地は「燕市」とする。

 

こういうバランス感覚で折衷案をまとめ上げ、この問題を解決に導いた。

 

と言う話を、地元の方々はよくご存知だ。

 

 

 

角栄さんらしい話だが、行ってみれば分かります。

 

乗降客が、私が降りたときは15名位だった。

 

こんなもんで新幹線の駅が必要?

 

そう思いますが、そこが角栄氏の力なのでしょう。

 

税金もっていったなあ!

 

 

 

もし私に同じような力があったら、駅名もインターも「雀」です。

 

「雀」で統一します。

 

 

 

画家です、

 

間違えた、

 

 

 

 

 

馬鹿です。

 

 

 

では。