今回、燕三条から司会研修に呼ばれたのは偶然というより奇跡に近い。
なぜなら、とても重要なミッションが私にはあったから。
燕三条近隣に住んでいた愚妻の叔母がいた。
彼女にアルツハイマー型認知症(女性に多い)の症状が現われ、
紆余曲折があり、我が家に引き取ったのが15年前。
最初の頃は近隣の徘徊など…色々と驚いたが、やがて手に負えなくなり施設へ。
そして10数年施設を転々とし、引越しの度に認知レベルがゆっくりと
要介護3~5へと進行して命が終わりを告げた。
悲しかったが、少しホッとした。
昨年の12月31日だ。
葬儀後、懸案だった叔母の話が急浮上してくる。
叔母(夫婦)には子供がいない。
ご主人もとうに亡くなっていた。
ご両親もいない。
相続の権利があるのは、叔母の兄弟とその子達だけ。
宅地や建物の処分をどうするか。
調べたら、昔ながらやり方で未登記であった。
法務局から公図を取り寄せ、現地を確定した。
現況は、地目では墓地なのに、そこには家が建ち宅地の中に新たに墓があった。
未登記でも、現況で判断されるから、税金は燕市から送られて来る。
それは支払えば良いが、何せ15年放っておいたから、
樹木が伸び放題で通行の妨げ、そして危険、さらには地域の方々が
叔母の家周りを整え、駐車場は他人に使われ、墓もそのまま…という有様。
一番怖いのが、放火である。
早急に取り壊して、整地しないといけない。
取り壊しの建設業者、司法書士、土地家屋調査士、不動産屋、
燕市役所と1日で回った。
そのための運転手として愚妻が娘を燕三条まで寄越した。
久しぶりに娘と焼肉に行き、その後、ホテルの居酒屋で飲んだが
熱燗好きには参った…しかも私より強い。
詳細は、彼女が書くだろう。
様々な業者を紹介いただいた燕市役所に伺ったときのこと。
空き家対策の問題や改装許可証の件で相談しにきたのだが、
ここは池井戸潤「下町ロケット」の撮影場所だ。
あのエキストラの群集(7000~8000人)はどうやって集めたのか?
嵐の中、無人耕運機で刈り取る稲刈りは、態々稲を植えさせたのか?
疑問は尽きないが、入り口のエントランスに撮影の名残があった。


撮影はいいなあ。
この行程の中、寺泊まで昼食を摂りに向かった。
番屋汁

この歌が頭に浮かんだ。
石川さゆりでどうぞ。
ごめん、話はズレにズレて「朝ドラのモデル」の話
この話、まっ白な猫だよ。
尾も白い。
では。