来週から「フユーネラルビジネスフェア2019」が
「パシフィコ横浜」で2日間開催されます。(6月17日・18日)
私も2日間講座をやらせていただきますが、
興味を抱いているのが、5社が展示してくださると言う花祭壇。
どういった競演になるのか分かりませんが、
それぞれにテーマがあって見応えがあるのではないでしょうか。
ちょっと楽しみです。
23名の方がお集まりくださいました。
今日・明日と厚生労働省認定の葬祭ディレクター受験対策講座です。
受講生の事前アンケートには、これを機会に司会を勉強したいとか、
接遇の心構えを学びたいとか、それぞれに切実な思いが記されております。
しかしこの葬祭ディレクター技能審査対策試験と、日常の業務を重ねて、
勉強してそれぞれの業務も向上したいと思うのは少しズレています。
特に2級受験者は、初めてのことですから、そんなイメージを抱かれるのでしょう。
それはそれで無理もありません。

ただ講座の中では、どのような目的を持った試験で、それに合格するには
どのような勉強をしなければいけないかを教えなければなりません。
例えば幕張は、時間内に終わらなければ大幅な減点ですが、
現場では、試験の時間より1分長くても綺麗に張れている方がいい。
司会も接遇も、その中身の問題は別としても、
葬祭ディレクター技能審査対策試験である以上、
時間内に終わらなければ試験の合格が危うくなるでしょう。
それが、どんなに巧い司会であったとしても…
受験対策講座と銘打っている以上、合格を目的としています。
皆さんの司会を巧くするつもりはありません。
それは、受験対策講座ではなく司会の講座に出てください。
受験対策講座では、原則、司会の上手い下手はあまり意味がありません。

(ネットの画面を写メに収める受講生…会員になりましょう)
学科は、かなりショックを受けるでしょう。
根本的なところから気長に学びましょう。
例を挙げましょう。
曹洞宗の受戒はいつでしょう?
浄土宗の受戒はいつでしょう?
日蓮宗の受戒はいつでしょう?
引導はあっても、受戒の無い葬儀は?
仏教はそれぞれ違います。
火葬後、自宅などに戻って行なわれる法要のことを、
曹洞宗では何と呼びますか?
臨済宗では何と呼びますか?
真宗では何と呼びますか・
日蓮宗では…呼び名もありません。
普段、自分たちが学べることを疎かにしているのかも。
葬儀概論には書かれていなくても必要なことは沢山ございます。
お渡しした分厚いテキストで気長に学びましょう。
試験には合格してもらいたい。
しかし、必要な知識で多くの遺族の助けになってもらいたい。
法律・制度・関連法規なども、知りたいと思う意欲が大切です。
記憶は、インパクトか繰り返しでしか頭には定着しないですから。
試験まで、まだ3ヶ月と思わず少しずつ研鑽を積んでください。
二日間、本当にお疲れ様でした。