喪中の期間は1年間または13ケ月と葬儀概論には記載がある。
何故でしょうか?
この理由が書かれていないから皆さんは調べようともしないのですが、
これは暦のことを調べれば分かります。
日本は大まかに言って「太陽太陰暦」を使っておりました。
その頃は、小の月(29日)と大の月(30日)が交互に組み合わさる形で
1月は小の月、2月は大の月…というような1年12ヶ月を刻んでいました。
ですから現代のような、ひと月が28日とか31日とかは存在しません。
このように(原則、月の満ち欠けを基準に)して1年を計ると354日です。
今の暦より、1年間で11日不足します。
そこで、月の満ち欠けが基準だけれども、太陽の位置も重要で、
春分の日や秋分の日のズレを3年に1度修正する必要が出てきます。
それが、一番近くでは明治2年で10月(大の月)を2度迎えます。
閏(うるう)10月です。この年は1年間が13ヶ月です。
これが太陽太陰暦ですね。
そして、明治6年にまた1年間13ヶ月の年がやってきます。
そこで明治政府は、全国の役人支払う月給を13回も払えないと、
思ったか、はたまた思わなかったかは、不明にしましょう。
いずれにしても、明治5年が12月2日で終わり、
その翌日12月3日が明治6年元旦になります。
この時から、日本は西洋に併せてグレゴリオ暦(太陽暦)となるのです。
ゲッ、書けばこんなに長いけど、話は一瞬だからね。
これが昨夜のストロベリームーンの話題から
C-4講座の導入部分で使おうと決めた話の一端です。
司会と関係が無いと言えばそうかもしれませんが、
例えば日蓮宗のお会式(10月13日旧暦、11月21日新暦)、或いは
真宗の本願寺派と大谷派での報恩講の実施日時のズレなんかにも一部影響しています。
この2時間の講座の中で、司会に纏わる様々なお話を随所に入れていきましたが、
講座としての本筋は本日使用する司会のテキストです。

講座のテキストの中身をここで明らかにすることはしません。
今日の音声教材CDは、弔電2本(普段から結構来ます)とナレーション2本。
焦らずに練習してみてください、必ず上達しますから。
今年のビジネスフェアは少し変わりましたね。
活気が違うような感じを受けたのは私だけではないでしょう。
死化粧に関する無料体験講座を3名の先生が実施
5社の花屋の方がデモンストレーションで競演
司会も色んな方がお話をされると活気が出るのではないでしょうか。
接客、その他の実務も同じです。
皆がより良い葬祭環境の為に、そこで働くスタッフの為にひと肌脱ぎましょう。
何なら、ひと肌どころか、私がヌードになりましょうか(嘘)
この話の流れで出しにくいのですが、葬儀社キャッシュレス創世記。

アーバンフューネス様の出展ですが、良いじゃないですか。
何かふざけているとか、真面目にやれ、とか言うのは時代として古すぎる。
業者しか集まらないフェアですから、そこで目立たないでどうします?
先日、フェアの受付の人材派遣を、葬儀のメーカーの衣装にしたらといってみた…
そしたら大変だとか御託を並べるだろうな…そう思っていたら案の定。
やってみてから大変だったはいいけど、やる前から「大変だ」は存在しない。
やってくださる業者を見つけるか、やってくださるまで口説くかです。
(功徳につながります…ごめん、また嘘こきました)
まあ色々ありましたが、また来年に期待しましょう。
何か新しいことをやってくれると信じて。
では、また来年。