【昭和とは、野球と相撲とプロレスの時代だった】
平成から令和の時代を迎えて、改めて自分が生まれた昭和を眺めると、
テレビ創成期から人気があったスポーツは…
現代のようにテニスやバドミントンや卓球やバスケットボール、バレーボールサッカー、
水泳や体操等ではなく、野球と相撲とプロレスが圧倒的なパワーを秘めていた。
時が流れ、時代が移り変わるとそれに伴い様々な「モノ」が変わる。
スポーツばかりではない。
当たり前のことだけど、仕方がないのは分かるが、
昭和の人間が付いていけないこともある。
現在のお葬式の現場では、スマホをいじる人が増えた。
そして、あろうことか故人の写真をこともなげに撮影している。
様々な意見があることも分かっている。
「大事な人の姿を写真に残しておきたい」
「幼い息子や娘にも母や父の最期の姿を残したい」
最愛の人の全てを残したいという強い気持ちがあり、
それを実現できるスマホが身近にある便利な現代において、
つい撮影したくなる衝動は理解できるが、そこには何のためらいも無いのだろうか。
周りで見ているこちらは、複雑な心境になる。
日本人の倫理観も変わりつつあるのだろうか。
お葬式とは正反対のブライダルでは、日本では皆無だが
海外で少しずつ「デバイスフリー」が流行りつつあるとか。
つまり、スマホでの撮影や録画は全て禁止、それらはプロに任せて、
この場は新郎・新婦との時間を楽しんでください、ということらしい。
これはいずれ、日本でもはやるかも。
スマホ、との付き合い方を考えねばなるまい。
と、思うのは「昭和」の人間の考えることなんだろうな。
では。