夏の家族旅行(3) (井手)

 

避暑地に来たわけではないが、それにしても今年は暑すぎる。

 

命に危険を及ぼすレベルとか言われ、2時間以上子供らを外に出すわけにはいかない。

 

当然、涼しい場所を探して向かうが、屋内なら色々あるがどこも混雑している。

 

屋外でいつも向かうアルプの里は人気が高い。

 

混雑を避けたいので、少し離れた八海山ロープウェイにした。

 

が、電話番後で検索したナビで向かったら「こんなところにポツンと一軒家」

 

のような山沿いの一本道を延々と…どうもおかしい?

 

やはり工事現場へたどり着いた。

 

元の道まで崖沿いを戻り、八海山を反対側へ迂回して漸く辿り着いた。

 

(ナビの馬鹿野郎!)

 

麓もそこそこ高い位置だが、それでも暑い。

八海山から流れる地下水が体を冷やしてくれた。

 

ロープウェイで上がれば徐々に涼しくなっていく。

 

ゴンドラの先頭部分は顔の位置だけ窓が開けてあった。

 

そこから入る風を欲して並ぶ。

 

気持ちがいい…夏の山、意外と好きかもしれぬ。

 

展望台から見下ろす景色は何とも言えない。

 

 

頂上には休憩用だが、眼下を眺める天井桟敷席とわずかな店。

 

子供たちは戯れに用意された雪の滑走路に歓喜していた。

 

ご丁寧に簡易ソリが置いてあり、滑れるようになっている。

 

店に混じって八海山神社奥の院の大きくはない社務所か授与所かがあり、

 

その正面には立派な鳥居もある。

 

大学生の子は神社に嵌っているらしく、八海山の頂上にある祠までさらに登った。

 

10分ほどで回れるということだったので、痛む膝を騙し騙し登った。

 

 

合掌は神々に通じ、福徳頂く唯一の道である。

 

(御嶽教)

 

 

 

調べたら御嶽教は教派神道で、その歴史は古く山岳信仰から始まったようで、

 

現在は神仏習合的であると書かれていたが…なるほど。

 

 

下山したら、少しは涼しくなっていた。

 

ホテルの戻り、子供たちの自由課題とやらを作らせねば。

 

毎年ここで、何かを作っている。

 

今年はリース。

 

楽だよなあ、今の子供は。

 

 

 

では。