厚生労働省が6月に発表した2018年の人口動態統計では、脳血管疾患や肺炎を抜いて
1位のがん、2位の心疾患(心筋梗塞など)に次ぐ死因3位にランクインした。
老衰の増加の要因として考えられるのは、
超高齢になるまで長生きして亡くなる人が多くなったことだ。
総務省の統計によると、90歳以上の人は昨年10月現在で約218万人。
この10年間で90万人ほど増えています。

1950年代から80年代まで死因のトップは脳血管疾患でした。
1981年からの死因トップは悪性新生物(癌)で現在でもトップ。
そして死因第2位は、心疾患で変わりません。
しかし、死因の第3位は2012(平成24)年に肺炎となります。
これは1951(昭和26)年以来の出来事ですが、2017年までは3位を維持。
三大疾患といえば、癌、心疾患ともう一つの脳血管疾患(脳梗塞や脳出血)が、
死因第4位に転落したことを告げていました。
しかし、脳血管疾患は決して減ったわけではなく、
高齢化が進み、肺炎で亡くなる老人が増加したことが原因でした。
現在、老衰が死因第3位の座に。
2018年の統計で老衰による死者数が増えたのは、
90歳以上の超高齢者が多くなっていることが原因のようです。
死亡する場所も、病院から自宅や施設に移っています。
また、延命措置を拒否する方も増えているようですね。
これからは医療と共に、介護の環境整備が何より必要です。
では。