最近、相応しくないポスターが多くないだろうか。
表現の自由というのも分からないでもないが、不快感を及ぼすものには反対だ。
ということで、朝日デジタルニュースより(抜粋)



揃いも揃って巨乳だ。
バカか!
ということで、朝日デジタルの記事を。
「過度に性的」献血ポスターめぐり論争 日赤のねらいは
日本赤十字社がキャンペーンに起用した漫画の女性キャラクターをめぐり、論争が起きている。「性的でふさわしくない」「表現の自由だ」。何が問題なのか。
東京・新宿駅近くの献血ルーム。入り口にはキャンペーンのポスターが掲示されていた。
黒いシャツ姿の女性は、インターネット上で連載されている漫画「宇崎ちゃんは遊びたい!」(KADOKAWA)に登場する女子大学生だ。この女性が先輩に絡む「ドタバタラブコメ」で、ポスターには「センパイ! まだ献血未経験なんスか? ひょっとして……注射が怖いんスか~?」とのセリフも添えられている。
日本赤十字社によると、関東1都6県の献血ルームで献血をすると、希望者はポスターと同じ絵柄のクリアファイルがもらえる。10月末までの献血促進キャンペーンだ。KADOKAWAの協力を得て、日本赤十字社はキャラクター使用料を支払っていないという。
このキャンペーンをめぐり、今月14日、ツイッターに「過度に性的な絵を使ったキャンペーンで残念。ふさわしい時と場があり、今回は違う」と英文で投稿があった。「胸が強調されすぎ」「環境型セクハラ」と批判が広がる一方で、「献血に人が集まるならよいのでは」との声も上がった。
ポスターやグッズについて、日本赤十字社の塚原二朗・広報課長は「漫画ファンの若い人向けに作った」と説明する。背景には特に若い世代の献血が減ったことがあるという。16歳から29歳の献血者は2017年度で約100万人。20年前と比べると、4割弱にまで減っている。
そこで、近年は若者が多い漫画ファンへのPRを強化してきた。11年からは日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット」の会場に献血バスを派遣し、献血者にアニメのポスターなどのグッズを配布。数時間待ちの列ができたこともあったという。
そうした成功もあって今回のキャンペーンが展開されたが、塚原課長は「見られ方への想像力が少し足りなかった。赤十字は公共性の高い団体で、誰もが気持ちよく過ごせるようにしたい」と話す。10月中は配布を続けるが、来年2月に予定していた同様のキャンペーンは、指摘を踏まえて対応を検討するという。
公共性の高い広告が性的だと批判された例は過去にもある。三重県志摩市が公認した海女のキャラクターは「セクシー過ぎる」とされ、市が15年に公認を撤回。熊本市内に設置された女子ハンドボール世界選手権のPRのぼりも、「ハードプレイがお好きなあなたに。」「手クニシャン、そろってます。」と書かれ、熊本県などでつくる事務局は今春、撤去した。
東京大学の瀬地山角(せちやまかく)教授(ジェンダー論)は「何を性的とみるかは、社会や個人によって変わる」とした上で、「性的表現の程度や広告を出す場所が問題で、どこで折り合いをつけるのか、色々な声を反映していくべきだ」と指摘する。
赤十字のポスターは「特定の層を呼び込むための戦略としてはあり得る」としつつ、「公共性の高い空間では見たくない人に合わせた方がいい」。
一方、大妻女子大学の田中東子教授(メディア文化論)は「広告を特定の層だけに届けるのは難しく、不特定多数を想定して作る必要がある」と話す。受け手の価値観は時代の中で変化し、誰もがSNSで批判の声を上げることができるようになった。同じ問題が繰り返されないために「批判されたらやめるだけでなく、意思決定に女性が加わっていたのかなど、問題となった広告の作成過程をオープンにしてほしい」と提案する。(関口佳代子)
以上
何だか日本は幸せだね。
気持ちは分らないでもないが、仕事だからね。
では。