弊社にホームページにある「葬儀-Googleニュース」に掲載されたけど、
(時事ドットコムニュース)
掲題の「セレモニーホール以外でのお葬式を支援」とうことで、
新商品「DIY(自葬)プラン」が、販売価格25,800円(税別)で提供開始された。
やはりアマゾンでも販売するようだ。
販売ページ つばさ公益社
(手元供養専門店 つばさオンラインストア)
モノだけを売るのは、お葬式に関しては難しくないだろうか。
予備知識がなければ、実際のお葬式は出来ない。
私は、DIY葬ではないけれど、葬儀社でもないのにお葬式を挙げたことがあった。
義理の父のお葬式だ。
当時、祭壇も棺も倉庫には何組もあったし、何より気に入ったお葬式を挙げたかったが
それなら自分でやるしかない、と思ったのである。
祭壇も花祭壇の花にも口を出し、カラーコーデネイト、全体の光のバランス、
場内に流すBGM、お気に入りの司会者、アテンダント、スタッフ、納棺師、料理屋、
遺影写真は一つだったが、二つ目の写真は控室に飾り、祭壇に飾る果物はメロンだけ…
自分や家族の思いが詰まったお葬式を、自分が全責任を負うことで可能にはなった。
しかし、果たしてそれが最高だったかどうかは分からないが後悔はしていない。

(写真は、FUNET会葬礼状のサンプルです)
DIY葬は安いから満足というのも違うだろう。
私の予想では、それなりの後悔をするのではないか、と思う。
お葬式後の後悔は誰しもあるようだが、そのレベルが問題だ。
ブライダルでも、あれだけの準備をしても後悔はあるのだ。
つい最近も、相当酷いスタッフの対応が問題になっていたっけ。
記事では
にわかに広まり始めた「DIY葬(自葬)」とは?
DIY葬とは、DIY(Do it Yourselfの略)とお葬式を組み合わせた造語で、自分の手で行うお葬式(=自葬)です。にわかに広まり始めたDIY葬は都市部に限らず、全国一円で葬儀全体の2~3%ほどを占めており、近年になってから徐々に広がりを見せ始めています。1872年(明治5年)に自葬禁止令(僧侶、神官の手によらない葬儀)が出されてから約150年。現行法律下では、無宗教葬に加え、業者の立ち入らない葬儀も増え始め、いままさに葬儀の自由化が進んでいます。
そんなに葬儀の自由化が進んだとは思わない。
各地に混在する習俗も分からなければ“あたふた”するのが落ち。
今は地域離れが進んでいるから、葬祭の知識が足りないはず。

やはり記事でもこう続く
DIY葬では、葬儀業者の手を借りずに、自宅、寺院、教会、公営斎場、その他施設を利用し、「自分たちの手」でおくりたい方のニーズにお応えします。遺体処置や搬送対応、地域外火葬手続き代行など、一部プロの手を必要する箇所のフォローを選ぶこともでき、以前と比べ安心してDIY葬を利用することができるようになります。
「一部プロの手を必要する箇所のフォローを選ぶこともでき」とあるが、
ここでプロの手を借りたら、どれほどの料金が」加算されるのか?
本当のプロが安価な価格で執り行うとは思えないが…
この会社は長野県にあるようだが、全国の葬送のやり方はご存じないだろう、多分。
なかなか難しい気がするけどなあ。
では。