江戸時代の旅人と同じ (井手)

 

先日も書いたが、毎日4万歩でかなり痩せることが出来た。

 

最初は1万5千歩も歩けば、今日はよく歩いたなどと言っていたが、

 

その内2万歩を超えるのが普通になり、やがて3万歩も越えた。

 

そうするとマラソンの42.195という数字が気になりだした。

 

勿論、1歩75センチの歩幅とキロメートルは同列で語れるわけもない。

 

ただ、42.195歩いてみたいと単純にそう思った。

 

やってみたら歩けた。

 

6時間もかかった。

 

 

 

ふと江戸時代の旅人は1日何キロ位歩いたのか調べてみた。

 

東海道中膝栗毛に出てくる弥次郎兵衛と喜多八の二人は、

 

江戸を立って最初の宿泊地であるが戸塚宿まで約40キロ。

 

翌日は戸塚から小田原宿までで、また40キロ。

 

どうやら平均すると30キロ強は歩いていたようである。

 

私が4万歩を歩くと30キロ強になる。

 

しかし江戸時代の人々は、草鞋で舗装されていない道を歩く。

 

かなりの健脚だ。

 

 

 

東京都庁と愛知県庁は直線距離で260キロ。

 

(新幹線ではもっと遠い)

 

260キロ先の名古屋で講座があったとする。

 

8日間かけて徒歩で向かうとすれば、交通費は一切かからないが、

 

宿泊費が往復で16泊もあるし、食事の数も半端ではない。

 

経費が掛かりすぎ。

 

地元の人々と触れ合いながらの本当の旅にはなるだろうけど

 

 

 

本当に新幹線には感謝したいなあ。

 

日帰りも可能なくらいだから、宿泊費はかからない。

 

江戸時代が終わって、まだ160年しか経っていないのに。

 

だって江戸時代は265年位続いたからね。

 

 

 

因みに、「東海道中膝栗毛」の栗毛とは馬の毛色のこと。

 

膝栗毛と書いてあるので、人間の膝なんでしょう。

 

膝栗毛という人間の毛色のこと洒落ですね。

 

馬の主な毛色に、鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛、青毛、栗毛、栃栗毛、芦毛、白毛、佐目毛、河原毛、月毛(パロミノ)、粕毛、薄墨毛、駁毛の14種があります。

 

 

 

では。