現在、葬祭ディレクター技能審査対策講座のテキストや問題作成に時間を費やしている。
この試験は毎年行われるので、何も1回の受験で合格しなければならないことはない。
勿論、1回で合格したいのは分かるし、普通の心理だ。
しかし、十分な学びの時間もなく、運が良かったとしか言いようのない合格もある。
それはお目出たいことだけど、ギリギリで運が良くて合格するより、
もう一回勉強の時間を取った方が遥かに良い。
その後の人生に違いが出るのではないだろうか。

話は少し飛ぶが、毎朝歩いていて思うのは明け方の太陽の美しさ。
ライトでダークなオレンジ色が徐々に大きく拡がり太陽が少し顔を出す。
やがて光の強さが増していくその様は本当に神々しく感じられる。
それは恐らく、その過程にあるのだ。
いきなりポット出ても太陽はつまらぬ。
花だって、いきなりは咲かない、だから美しい。
そういう時間があることが大切なんだが、現代はそういうプロセスを重んじない。
何でも瞬時に結果が欲しい。
実は、葬祭Dの受験生の形も若干変化してきている。
結果がすべてではない、その過程が大切で、合格しても不合格でも問わない。
そんな気持ちで受験に臨んでいただければ嬉しいなあ。
では。