書店で売れている雑誌「週刊ダイヤモンド」の1月18日の号に、悪質な資格に要注意。
このような形で警告されていたのが、終活資格と資格認定団体についてだ。
要するに、終活ブームに乗って怪しい資格、似たような資格が次々と生み出されて、
現在は乱立状態にあり、しかも全てが民間資格という…どうにも怪しさが漂うのだ。
民間資格は怪しいのか?
例えば、以下の資格は人気「民間資格ランキング」トップ3。
女性におすすめの資格ランキング、
すぐ役立つ資格ランキング、
将来役立つ資格ランキング、
これから役立つ資格ランキング…などと紹介されている。
1.医療事務
2.調剤薬局事務
3.介護事務
人気があるということは受講生が多いということかもしれませんが、
本当は、通信講座の会社が生徒を集めて教材を売りたいだけに過ぎないのでは…
そして、これらの民間資格に共通するのは、割と簡単な試験で、
しかも誰にでも取得できる民間資格だということ。

(写真は週刊ダイヤモンドより)
因みに、私もこの表にある民間団体の初級コース受験をしましたが、
その内容の低さには唖然としました。
私が参加した講座ではパワーポイントを使って話が進むのですが、
猫のキャラクターが登場したページは、試験によく出る重要ページみたいな紹介でした。
これ、カンニングとほぼ変わりませんが、国家資格ではそんなことできません。
これだけでも試験の緩さというか、まあ当日講座を受けてその日に試験するのですからね。
仕方がないといえば仕方がありませんがこれも国家資格には…
その時登場した葬祭ディレクター1級有資格者も首を傾げたくなるようなお話でしたし、
僧侶が登場するのですが、情に訴える話で、周囲のジジババは確かに喜んでいましたが、
資格試験とは関係のない…とも思えるようなお話でした。
何故簡単な試験なのかというと、私は登録料をいただくためであろうと思いました。
全ての民間資格に意味がないとは思えないが…どうしたものだろう。
少なくともこれから20年、会社が存続して欲しい。
終活は、役に立っているのか?
顧客にとって、役に立っているといいが。
終活は、終活団体のものではないはずだから。
週刊誌も売ることが大事なので、誉めてみたり、貶してみたり…大変だ。
では。