新潟県に佐渡島より北に「粟島(あわしま)」がある。
周囲23キロの海と緑に囲まれた漁師町だが、今では観光地だ。
行ったことはないが、新潟市内で何度か粟島の名物をいただいた。
特に興味を引いたのが、焼いた石を豪快に汁椀に入れる漁師料理だ。
私の記憶が正しければ、粟島には高校は存在しない。
だから、高校へ進学する子は全員島を出る。
休みになったこの3月はどういう気持ちでいるのだろうか。
コロナウイルスの影響はどうなのか…別れが迫っているので気になるところだ。
先日、全国の粟島(淡島)神社の総本社が、和歌山市の淡嶋神社と知った。
それも雛祭りの「雛流し」の話からだ。
和歌山市の淡嶋神社は医薬の神を祀り、名は少彦名命(すくなひこなのみこと)だ。
安産にご利益があるらしい。
ここで毎年3月3日に開催される神事が「雛流し」だ。
全国から奉納された雛人形が白木の船に乗って海に流される。
雛人形は、持ち主の災厄を身代わりとして全て引き受けるのだ。
淡嶋神社のご神体「少彦名命(すくなひこなのみこと)」祭り、
が簡略化され「ひな祭り」になったという。
そんな話を聞きながら、新潟の粟島を思った。

機会があれば、訪れてみたい。
では。