若い頃、撮影で八重垣神社を訪れたことがあった。
その頃は島根県のどの辺りに八重垣神社があるとか知る由もなく、
只々与えられたセリフを覚えて演じていたのを思い出す…30年以上前の話だ。
確か奥の院にある「鏡の池」で、運命の人を占うというシーン。
岡田奈々さんと錦織(少年隊)さんと3人で池の前に立ち撮影したのを思い出す。
4月26日に何度目かの再放送があるらしい。恐らくCS放送だ、まだ調べてないけど。
30年前の自分に会えるのが楽しいが、子供に見せてみたいと思う。
占いで使用する和紙(名前があるのでしょうが忘れました)を購入し、
その上に100円玉1枚とか1円を10枚重ねたりして載せて、
それをゆっくりと「鏡の池」の湖面にのせ、沈むのを待ちます。
直ぐに沈めば、運命の人は直ぐに見つかり、時間がかかればそれなりに…
また沈む位置も手前なら身近に、遠くならその反対。
そんな感じの占いなのですが、撮影では思ったよりも時間がかかるので
(15分くらいだったかな)苦労したことを思い出しました。
この日も若者グループが楽しそうにふざけ合っていました。
それにしても島根県には出雲大社という大国主命を祀った神社と、
この八重垣神社のように天照大神を祀った神社と2つのパターンが混在します。
社の作りが、大社造りと神明造りと大きく違います。
そもそも民族が違うのだろうか…等、何だか色んなことが想像できて興味深いな。

その後、近くの松江城(別名 千鳥城)へ。
全国に現存する天守は12か所、ここは山陰地方唯一の現存天守で国宝である。
(4重5階地下1階、1607年築…現存)
天守からは宍道湖が見渡せた。
気持ちが良い。

さて、よくある城造りの苦労話だが、松江城の話はちと怖い。(Wikより)
天守台の石垣を築くことができず、何度も崩れ落ちた。人柱がなければ工事は完成しないと、工夫らの間から意見が出た。そこで、盆踊りを開催し、その中で最も美しく、最も踊りの上手な少女が生贄にされた。娘は踊りの最中にさらわれ、事情もわからず埋め殺されたという。石垣は見事にでき上がり城も無事落成したが、城主の父子が急死し改易となった。人々は娘の無念の祟りであると恐れたため、天守は荒れて放置された。その後、松平氏の入城まで天守からはすすり泣きが聞こえたという城の伝説が残る。また、城が揺れるとの言い伝えで城下では盆踊りをしなかった(小泉八雲「人柱にされた娘」など)
怖いですねー。
この後、荒神谷の世紀の大発見現場(358本の銅剣出土)に行ってみた。
それは後日に。