新型コロナ搬送 (井手)

 

 

北関東のある葬儀社様が新型コロナで亡くなられた方の搬送をされました。

 

搬送と言っても火葬場への直行ですが、それでも凄いなあと思いました。

 

たまたま知り合いでしたから電話で伺ったのです。

 

詳細については不明ですが、病院側で故人を非透過性の納体袋に入れ、

 

そして全体を満遍なく消毒して柩に納めてから、葬祭業者に渡されたようです。

 

その後、柩を目張りしてから搬送車に納めたようですが…

 

その搬送車も新型コロナ専用に使うと決めているらしく、

 

乗車の前後の完全消毒、そして決められた人間以外は

 

一切その車に触ることも許されていない(…聞き違えだったらごめんなさい)らしい。

 

更に、火葬の時刻がなかなか決まらず2日ほど待たされたとのこと。

 

搬送後は防護服等を全て焼却し、シャワーを浴びて、ある施設に1週間ほど軟禁状態。

 

 

 

全ては書ききれませんが、新型コロナのご遺体を一体運ぶだけで、

 

どれだけの時間と労力とお金をかけているか…1週間以上軟禁されますから。

 

人手もいりますよ、今回は2人一組で動いたと聞きましたが…大変です。

 

更に恐ろしいのは、感染のリスクが必ず付きまとうということ。

 

感染すれば、家族も同じ扱いを受けかねません。

 

会社でこれを行うのはリスクがかなり高い。

 

でも、誰かがやらなければ…そういう使命感も分かります。

 

こういう現場の最前線で体を張っている名もなき葬儀社スタッフにこそ

 

本当のスポットが当たればいいですね。

 

誰かがやらねば…頑張れ!