コロナの件で初めて知った (井手)

 

 

日本で政治家が使っていた「揺りかごから墓場まで」という言葉は、

 

2次世界大戦後のイギリスにおける社会福祉政策のスローガンです。

 

生まれてから死ぬまでの間、社会福祉政策の充実を表現する言葉です。

 

私は、言葉通りに受け取っていました。

 

 

しかし、今回の新型コロナの件で、社会福祉政策が充実していると言われる

 

ヨーロッパの国々の実態を知り、驚いた次第です。

 

国によって多少の違いはあるでしょうが、スウエーデンでは新型コロナの登場以前から

 

80歳という年齢を越えている患者には、積極的な治療は行われていないようです。

 

医療崩壊とは関係なく、そのような決まりがあるらしいのです。

 

また80歳未満でも、基礎疾患がある患者のケースでは、

 

80歳以上と同様の扱いを受けることもあるそうです。

 

日本だと、例えば85歳でも年間数千万もかかる高額医療を受けられ

 

公的な扶助が受けられます。

 

私が昨年、心臓の手術(急性心筋梗塞でカテーテル手術)を受けましたが、

 

それも手術だけで60万程度かかります。

 

しかし、保険の高額医療費制度を申請し自己負担額は僅かです。

 

このようなことは、一般に諸外国では行われていないことは知っていましたが、

 

まさか「揺りかごから墓場まで」と言われるヨーロッパの国々が…

 

イギリスでは一定年齢(70歳かな…不確かです)を越えると

 

人工透析での公費は打ち切られます。

 

お金持ちしか、長生きはできません。

 

厳しいけど、これが「揺りかごから墓場まで」の現状です。

 

 

 

日本は、ホントに良い国だ…と思った次第です。

 

では。